候補者リストに名を連ねた顔ぶれには、男子と女子のワールドシリーズのトライ得点王に加え、シリーズ優勝メダルを手にした選手が3人、ドリームチーム入りした選手が6人、そしてオリンピック金メダリスト一人が含まれています。

 HSBC協賛の2017年ワールドラグビー年間最優秀女子セブンズ選手賞の候補は、Michaela Blyde選手(ニュージーランド)、Ghislaine Landry選手(カナダ)、Ruby Tui選手(ニュージーランド)の3人です。

World Rugby Women's Sevens Player of the Year Nominees

 HSBC協賛の2017年ワールドラグビー年間最優秀男子セブンズ選手賞の候補は、Perry Baker選手(アメリカ)、Rosko Specman選手(南アフリカ)、そしてJerry Tuwai選手(フィジー)です。

World Rugby Men's Sevens Player of the Year Nominees
Three players have been nominated for the World Rugby Men's Sevens Player from USA, South Africa and Fiji

 どちらの候補者リストも、男子および女子のHSBCワールドラグビー・セブンズシリーズ2016-17に参加したチームマネージャー、マッチオフィシャル、コメンテーターによって選出されました。

ワールドラグビー年間最優秀女子セブンズ選手賞候補

Michaela Blyde(ニュージーランド)

若干21歳で最年少候補者となったMichaela Blyde選手は2016-17シーズンに大きな進歩を遂げた。ポテンシャルは誰の目にも明らかだったが、Portia Woodman選手がFWに移ったことで先発でのプレー機会を得た。その結果、ラングフォードで行われたイングランド戦での記録に並んだ5トライを含め、40トライを挙げてトライ得点王になり、ワールドシリーズのDHLインパクト選手賞に輝いた。

Ghislaine Landry(カナダ)

今シーズンからキャプテンを任されたGhislaine Landry選手はカナダ代表の手本となり、269得点を叩きだして3季連続でポイント得点王になった。29歳はカナダが優勝したシドニー大会でシリーズ100トライ目をマークし、ワールドシリーズ史上最多ポイント得点者となり、チームはシリーズ3位に。落ち着きのある存在感を漂わせ、視野の広さとペースに恵まれ、2016-17シリーズでは4大会でドリームチーム入りした。

Ruby Tui(ニュージーランド)

パワフルな走りとブレークダウンでの仕事を見せて、Ruby Tui選手は、自身4度目のシリーズでAllan Bunting監督の先発に定着した。25歳のPRは、ニュージーランドが復権を示して5大会で優勝したシリーズ全6大会に出場。そのうちの4大会のみならず、シリーズ総合で他の候補者と並んでドリームチーム入りした。

ワールドラグビー年間最優秀男子セブンズ選手賞候補

Perry Baker(アメリカ)

候補者の中では最年長31歳のPerry Baker選手は、今季は57トライと285ポイントでこの2つの部門で総合1位に輝き、忘れられない2016-17シーズンとなった。電撃的なペースで何もないところから何かを生み出すことができる選手だが、天性のスピードを活かしたオールラウンド型への成長を見せている。

Rosko Specman(南アフリカ)

南アフリカが席巻し、2008-09シーズン以来初の総合優勝を遂げた今季のシリーズでキープレーヤーとなったRosko Specman選手。信じられないような素晴らしいステップとペースの切り替えで対戦相手を翻弄する。以前はベンチスタートでインパクトを与える選手として知られていたが、28歳は先発に欠かせない選手になっている。

Jerry Tuwai(フィジー)

歴史的なリオ五輪での金メダル獲得の記憶もまだ新しいが、フィジーのプレーメーカーであるJerry Tuwai選手は、視野の良さとステップで相手ディフェンスを意のままに切り裂き、小柄な体格をフルに活かしてギャップを突く。今季はフィジーにはさほど成功したシーズンではなかったようだが、28歳は常に笑顔でプレーを続けている。

ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は次のように述べています。「セブンズラグビーは、昨年のリオデジャネイロ・オリンピックで記録的な観客動員で素晴らしいデビューを飾って以来、HSBCワールドラグビー・セブンズシリーズでもファンを巻き込み、視聴率を上げて、その存在感をますます強めています。

今回選出されたセブンズ選手たちは、成功の中心にいる選手たちです。新たなファンや選手たちにとって、スキルとアスリート性の高さで刺激を与えています。全員が我々の競技の素晴らしい大使であり、今後もセブンズ競技でその役目を大いに果たしてくれることでしょう。」

これらの賞はアウォーズ12部門のうちの2部門です。このほか、男子および女子のワールドラグビー年間最優秀選手賞、ワールドラグビー年間最優秀チーム賞、ワールドラグビー年間ブレークスルー選手賞、そしてキャラクター賞があります。

 ワールドラグビー各賞の選考委員の詳細については、ワールドラグビー公式サイとのwww.worldrugby.org/awards/voting-panel をご参照ください。

 また、ワールドラグビー・アウォーズの詳細については、ワールドラグビー公式サイトのwww.worldrugby.org/awardsをご覧ください。

ワールドラグビー年間最優秀女子セブンズ選手賞 受賞者一覧:

2016 – Charlotte Caslick(オーストラリア)
2015 – Portia Woodman(ニュージーランド)
2014 – Emilee Cherry(オーストラリア)
2013 – Kayla McAlister(ニュージーランド)

ワールドラグビー年間最優秀男子セブンズ選手賞 受賞者一覧:

2016 – Seabelo Senatla(南アフリカ)
2015 – Werner Kok(南アフリカ)
2014 – Samisoni Viriviri(フィジー)
2013 – Tim Mikkelson(ニュージーランド)
2012 – Tomasi Cama(ニュージーランド)
2011 – Cecil Afrika(南アフリカ)
2010 – Mikaele Pesamino(サモア)
2009 – Ollie Phillips(イングランド)
2008 – DJ Forbes(ニュージーランド)
2007 – Afeleke Pelenise(ニュージーランド)
2006 – Uale Mai(サモア)
2005 – Orene Ai’i(ニュージーランド)
2004 – Simon Amor(イングランド)