女子ラグビーワールドカップ決勝前の8月24~25日にベルファストにて行われる2日間のフォーラムは、ラグビー界上級職の方々と女性スポーツ界の要人が一同に会して、女子競技の発展のための最善策を共有しようというものです。また、各協会や地域協会にとっては、今年3月にこれまでにない協議段階を開始した、ワールドラグビーの『女子ラグビープラン2017-25』を取り込む機会にもなります。

 世界では220万人以上の女性や少女たちが競技を行ない、その数は全世界の競技者人口の4分の1以上で、女子ラグビーはかつてない成長ぶりを示しています。8月9日(水)にダブリンで開幕する女子ラグビーワールドカップ2017大会は、これまでで最も激しい競争を繰り広げて多くの観客を動員し、過去最高に視聴されて、社会的関心の高さが反映された大会として、女子競技のプロファイルを一層高めることになるでしょう。

記念すべき『女子ラグビープラン』は今年の理事会で取り上げられる予定ですが、このプランは女子競技のプロファイルや発展、サステナビリティ、成功を世界的に高め、また、スポーツのあらゆるレベルでの機会均等を図るという、ワールドラグビーの責務を示しています。

リーダーシップ・フォーラムは忙しいリーダーの方々の強力なネットワーク作りを目指しており、このリーダーの方々は、競技の将来的成長の機会とリーダーシップに対応し、『女子ラグビープラン』の柱について協議を重ねるための基盤を提供すべく、これから共に仕事をしていくことになります。

主な著名スピーカー:

Brett Gosper           ワールドラグビー チーフエグゼクティブ

Bill Pulver            ワールドラグビー 女子アドバイザリー委員会委員長

オーストラリアラグビー協会 チーフエグゼクティブ

Katie Sadleir           ワールドラグビー 女子ラグビーマネージャー

Emily Shaw FIFA(国際サッカー連盟)女子サッカーディベロップメント責任者

Holly Colvin 国際クリケット評議会ウィメンズ・オフィサー

Nancy Altobello EY Global副会長タレント担当WRWC 2017オフィシャルパートナー

Cathy Wong オセアニアラグビー連盟インディペンデントウィメンズ ディレクター

                    フィジー代表2016年リオ五輪ミッション責任者

Katherine Henderson カナダラグビー協会理事会副会長

                                カナダカーリング協会チーフエグゼクティブ

Pam Kosanke     ラグビー・インターナショナル・マーケティング及びラグビーチャンネル ディレクター、元アメリカ代表選手

 ワールドラグビーのチーフエグゼクティブBrett Gosperは次のように話しています。

「女子ラグビーワールドカップ2017が女子ラグビーを世界舞台にしっかり据えることになるので、リーダーシップ・フォーラムと我々の『女子ラグビープラン』を通して、成長のために我々が抱いている明確なヴィジョンを提示するのに、今が完璧なタイミングです。

 「ワールドラグビーは、女子競技の将来的成長と発展を加速させ、明日を担うリーダーを激励することに率先して務めようと、固く決意しています。このリーダーの方々は、フィールドの内外で機会均等を促進し、真に包括的で前衛的なグローバルスポーツを構築することを続けて行ってくれることでしょう。」

 ワールドラグビーの女子ラグビー担当ジェネラルマネージャーであるKatie Sadleirも、次のように述べています。

「この重要なフォーラムを女子ラグビーワールドカップ会期中に初めて主催できることは、エキサイティングなことです。この大会で私たちのスリリングな競技をより多くの観衆にお見せして、世界中の新たな選手とファンに刺激を与えることができれば、女子ラグビーが次のレベルにステップアップすることは間違いありません。

「リーダーシップ・フォーラムは、女子競技の将来を検証するための完璧なプラットフォームを提供します。私たちは、世界中のラグビーファミリーが示してくれた素晴らしいサポートと、各国協会および地域連盟、選手やオフィシャルの方々が、私たちが提案している『女子ラグビープラン』に、協議の段階ながらも、圧倒的にポジティブな反応を示して下さったことを、うれしく思っています。」