<プール A>
ニュージーランド 44 対 12 ウェールズ
ウェールズが攻撃の糸口を探っている間にニュージランドがトライを重ね、試合の流れを作った。前半、攻守ともに検討するも得点の機会を作れなかったウェールズは後半に入っても攻めあぐね、最終的にはハットトリックを決めたウィニアタ選手などが攻撃を支えたニュージーランドが初白星となった。

カナダ 98 対 0 香港
序盤からカナダが圧倒的な力の差を見せつけ独走。特に本試合MVPに輝いたハーヴィー選手はその俊足を生かし5トライを決め、チームの勝利に貢献した。香港はW杯初参加。なかなか攻守ともにまとまりきらず大敗を喫したが、今後の試合へ期待したい。


<プール B>
イングランド 56 対 5 スペイン
終始イングランドが圧倒する展開が続く。前半だけでハットトリックを達成したウィルソン選手を筆頭に、スピードと巧みなパス回しでトライを量産したイングランドは、スペインに51点もの大差をつけ初戦を白星で飾る。大量得点のおかげもあり初戦を終えてプールB首位に立つ。


アメリカ 24 対 12 イタリア
ロングパスを駆使しピッチを広く使った攻撃で得点を重ねるアメリカに対し、スペインは守備に徹することが多くなる。今試合2トライと貢献していたトマス選手がシンビンを受け退場となるとイタリアは反撃にでる。しかし、試合終了までに十分に点差を詰められなかったイタリアはアメリカに敗戦を喫する。


<プール C>
アイルランド 19対17 オーストラリア
ホームグラウンドで負けられないアイルランド。地元の声援を一身に受けたチームは期待通りのパフォーマンスを見せた。トライ数は3つと限られたが、パワーの攻めで相手陣にボールを押し込んだスペンサー選手やグリフィン選手などがチームを支え、初戦を勝利で飾った。

フランス  72対14  日本
1994年以来のベスト8進出を目指す日本代表だが、強豪フランスを前にトライを重ねることができない。セブンズでも活躍したボギドゥラウマイナダヴェ選手のトライにより得点こそ奪えたものの、同選手が足首の負傷で交代となると攻め込まれる展開が増える。フランスがシンビンにより14人となっていたチャンスでは、冨田選手がハイタックルでレッドカードを受け退場処分となり一気に数的不利となる。試合終了わずか2分でフランスゴールラインに攻め込んだ日本はプレッシングをかけ野田選手によるトライを演出した。フランスに大量得点こそ許したものの、ファイナルプレイでも敵陣深くまで攻め込むなど、日本の攻撃力も十分に印象付けた。