楽しみはスタジアムの前から!

「気づいたらファン歴は10年くらいです。 スーパーラグビーや トップリーグも観に行きますよ!」という、ラグビーファンの川瀬さん。ファン歴は1年くらいという百合さんと一緒に、ラグビー観戦経験ゼロの上久保さんを試合に誘った。プロ野球やサッカー・Jリーグは観に行くものの、ラグビーは初めてだという上久保さん。仲良し三人組で、いざ、試合の会場である  東京スタジアムへ。
 
 入場ゲート手前に準備されたJRFUブースでは、 山田章仁選手アマナキ・レレイ・マフィ選手という男気溢れる二人のパネルの前で、さっそく記念撮影をパシャリ。 
「日本代表選手と比べてみよう!」と銘打たれた、選手たちの身長・体重などのデータと等身大の写真が並べられたパネルの前では、選手の大きな掌に、思わず自分の掌を重ねる三人。身長192cmの 真壁伸弥選手の写真の前では、頭頂部に手を伸ばした上久保さんが思わず「届かない……」を呟く微笑ましい場面も。
 
可愛い応援グッズやスタジアムグルメも充実!
 
 次に向かったのはグッズ販売のブース。まずは“必需品”の桜のジャージーを購入。そして、ジャージーと共に三人が目を奪われたのが、人気キャラクター「スヌーピー」との公式コラボレーショングッズだ。ラグビーといえばマッチョな世界と思われがちだが、今ではこうしたポップな公式グッズも登場している。「カワイイ! 家でも使いたい!」と思わず上久保さんが笑顔になったバスタオルのように、女性同士でも家族連れでも、色んなところに“入口”がある時代になっている。
 
 グッズの列に並ぶ間には、会場で配られていた新聞の号外に目を通すなど、試合の予習にも余念がない三人。グッズをゲットした後は、まずは一度スタンドの席へ。晴れ渡った空の下、一面に広がる鮮やかな緑のフィールド。友人同士での賑やかなラグビー観戦には、これ以上ないほどとっておきのコンディションとなった。
 
 桜のジャージーに着替えて気分も盛り上がった一行は、今一度ブースエリアへ。 ラグビーワールドカップ2019日本大会にまつわる最新情報が手に入る無料メルマガにもバッチリ申し込み、2019年大会のピンバッジをゲット。ビールやチューハイ、唐揚げにたこ焼きといった、嬉しい“観戦のオトモ”も買い込んだ。2019年の本大会では、試合が 全国12都市で開催されるので、それぞれの都市のご当地グルメを味わうのも楽しみ方の一つになりそうだ。
 
「Bring One More!」キャンペーンにも参加すべく、ジャージー姿の“自撮り”もして気分も高まってきた中、いよいよキックオフ!
 

ラグビーって、難しくない!

 最初は「ルールが複雑そう……」と構えていた上久保さんにも、ファン歴が長い川瀬さんが優しくレクチャー。「他のスポーツと違って、敵チームにブーイングをしちゃいけないの。対戦相手にも敬意を込めて拍手を贈るくらいの気持ちで」「トライの後にはその平行線上からキックをすることになるから、選手はできるだけど真ん中にトライしたいんだよ」と川瀬さんが分かりやすく説明すると、「そうなんだ! パスの回し方の感覚はバスケットボールに近いかも」と、上久保さんも熱心にフィールドに視線をおくるように。「っていうかWATER(給水)の人、めっちゃ走り回るね」「(リフトの場面で)おお、すごい高く上がった!」と、ひとつひとつの場面が新鮮な驚きに満ちていたようだ。上久保さんが観戦に熱中する姿を見て、川瀬さん、百合さんにも笑みがこぼれる。ファン歴や理解度が違っても、さまざまな人が“一緒に楽しめるスポーツ“としてのラグビーの姿が、スタンドで体現されていた。
 
 
お気に入りのイケメン選手に大興奮!
 
 選手のキャラクターや容姿にも、観戦の楽しみがある。試合前は手元のパンフレットなどから 松橋周平選手の“イケメンっぷり”に人気が集まり、キックオフ後は「 背番号15番の人 (野口竜司選手)の後ろ姿がカッコイイ! アイルランドの選手も足がスラッと長いねー!」(百合さん)、「いや、やっぱり マフィ選手がカッコイイ!」(川瀬さん)と三人は盛り上がっていた。もちろん、「こっちまで力が入っちゃう……!」(上久保さん)と試合を真剣に観ながらではありつつ、試合内容以外にも、いろいろな観点からラグビーは楽しめる、ということだ。
 
 
 
 前半24分に決まった 松島幸太朗選手の鮮やかなトライは、正面スタンドで観戦していた三人の目と鼻の先の出来事。スタジアムの観客と一緒に、彼女たちも大きな歓声をあげた。「すごい! 目の前でトライが観れた!」と大興奮、試合こそ惜しくも13‐35で日本代表が敗れたが、満足な一日となったようだ。
 
 逆に“こうすれば、もっと楽しめる”という視点についても、女性ならではの指摘が。「スタンドはみんな熱心に観ているけど、同時に穏やかだよね。敵も味方も、どちらのファンも一緒になって応援している感じ」(上久保さん)、「応援歌を絶対に立って歌わなきゃいけないとかもないから、初めての人でも来やすいかも。逆に、もっとみんなで盛り上がるポイントがあってもいい気がする」(百合さん)、「企業チーム同士のトップリーグだと決まった応援の仕方もあるんだけど、たしかに代表戦でももっと盛り上がりたいよね! フードは、お酒とオツマミがあればそれでも十分なんだけど、ロブスターロールとか今流行っている食べ物のお店があったりすると、もっと嬉しいな」(川瀬さん)といった建設的な意見が次々と口に上がった。
 
ラグビーの楽しさをみんなで分かち合いたい!
 
 もっとみんなで、もっと楽しく。ラグビーワールドカップ2019日本大会へ向けて、私たちが一緒に考えていける“伸びしろ”は、まだまだたくさんある。そして川瀬さんは、最後にこう伝えてくれた。
 
「こうやって友達同士で観に来るラグビーって、いいですよね。私も普段から、男女もファン歴も関係なく、みんなで連れだってラグビー観戦に行くんですよ。ラグビーは初めて観るし、お互いも初めて会うみたいな、別の人脈で知り合った友達を、その場で紹介するなんてこともあります(笑)。そうやって気軽に一緒に楽しめるのが、ラグビーのいいところだと思います。2019年の日本大会には友達をたくさん誘って観戦したいです!」
 
 
 
 スタジアムで写真を撮ってSNSで友達とシェアするのも観戦の楽しみの一つ。 「#RWC2019」のハッシュタグを付けて投稿すれば、ラグビーワールドカップ2019日本大会を心待ちにしている世界中の人たちと楽しみを分かち合える。また、ラグビーワールドカップ2019日本大会公式SNSでは、各地でのイベント情報や各国代表の最新情報など、ラグビーワールドカップ2019日本大会に関するいろんな情報が手に入る。是非フォローして2019年の本大会まで楽しもう!