カップファイナルは、ホームの勢いに乗ったイングランドと、スコットランドの、イギリス対決となり、終始互いが堅い守備を見せる接戦となるも、スコットランドが見事逆転優勝を決め、王者に返り咲きました。
終始互いに優勝を譲らない集中した守備をみせるも、シリーズ全体で進化を遂げ続けたイングランドのノートン選手がステップで相手ディフェンスを抜き去り快速トライを決め先制点を決め、そのままイングランドが7−0と前半をリードで終えました。
スコットランドが、イングランドのミスに素早く反応し、2トライを決め、逆転を成します。イングランドがその後猛攻を仕掛けるも、スコットランドは守備で、集中を切らさず、ディフェンスで相手の販促を誘い、追加点を抑え、そのまま試合終了となりました。

スコットランドのキャプテン、リッデル選手は試合後次のように述べています。「最高の気分だよ。このスポーツは非常に特別で、チームメイトを誇りに思うよ。言葉にならないね!プレッシャーがあったにもかかわらず、戦い続け、チャンスを逃さず、誰も予想しなかった勝利を手にしたんだから。」

スコットランド代表が自国開催のトーナメントで1位に輝きましたが、シリーズ優勝は南アフリカ代表が達成しました。ランキング2位はイングランド代表、3位はフィジー代表、4位はニュージーランド代表、5位はアメリカ代表という形で今シーズンを終えました。一方の日本代表は今シーズンを15位で終え自動的に降格することが決定しました。

3位決定戦は、アメリカ代表対カナダ代表の、北米対決ではカナダ代表が22ー19でアメリカ代表を下しました。前半アメリカ代表のベイカー選手などのトライで前半はアメリカリードで終えますが、後半に入るとアメリカ代表の疲れとミスが目立ち、カナダ代表が立て続けにトライを取り勝利します。5位決定戦は、南アフリカ代表対オーストラリア代表の、若手を多く擁する2チームの対決となりました。前半では両者トライを取ると取り返すシーソーゲームを繰り広げますが、後半には南アフリカ代表は王者の意地を見せつけ勝利しました。チャレンジトロフィーではリオ五輪覇者のフィジー代表がウェールズ代表を26ー14で下し、タイトルを獲得しました。

チャレンジトロフィーに進んだ日本代表はフランス代表、サモア代表に連敗を喫し本日の大会を15位で終えました。日本代表は試合を通してディフェンスが甘く入り、本来の力を出せずに今大会を去ることになりました。