HSBCラグビーセブンズシリーズ、シンガポールセブンズではアメリカ対カナダのカップ戦決勝が実現しました。この試合ではカナダ代表がアメリカ代表を26−19で下し、今シーズン初カップ戦タイトルを獲得しました。カナダ代表は準優勝でニュージーランド代表を破ると、勢いに乗りイングランド代表を17−5で下します。

決勝では前半からカナダ代表が3トライを奪うも、アメリカ代表はベイカー選手を中心としながら2トライを取り返します。後半に入るとアメリカ代表のベイカー選手が個人技からトライを奪うと同点とします。その後は両者互角な戦いを繰り広げるも、カナダ代表はブレイクダウンからボールを奪うとハモンド選手が勝ち越しトライを決め、勝負あり。

試合後カナダ代表キャプテンのコメントのジョン・ムーンライト選手は「嬉しすぎてどうやって言葉に表していいかわかりません。昨日はフィジー代表に負けましたが、今日はどの強豪チームでも勝てることを証明しました。今日はワールドシリーズトップ3のチームを破ったので、信じられない気持ちです!」 と喜びを爆発させていました。

今大会の結果を受けてシリーズランキングの上位3チームには変更はありませんが、アメリカ代表5位、カナダ代表7位と両チーム共にランキングを上げました。

3位決定戦ではイングランド代表が14−12でオーストラリア代表を下しブロンズメダルを獲得しました。5位決定戦では ニュージーランド代表が南アフリカ代表を17−12のスコアで下しました。チャレンジトロフィーではスコットランド対ウェールズのライバル試合が行われ、ウェールズ代表が24−12のスコアで勝利を収めました。この試合ではキャプテンのクロス選手がタックルを決め、勝利を決定付けるトライに貢献しました。

大会2日目の日本代表は昨日のフランス戦から勝利をもぎ取り、本日も奮闘が予想されましたが、初戦のサモア戦にて敗戦していまいます。13位決定戦へ臨んだロシア戦ではリサラ選手、副島選手、坂井選手らがトライを取るも21−24で敗れました。これにより日本代表はシンガポール大会を最下位で終えました。