HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ、シンガポール大会では香港大会にて3連覇を果たしたフィジー代表が圧倒的な強さを見せ、カップ戦準々決勝へ進出することが決まりました。フィジー代表の初戦では香港代表を40−0、2戦目のロシア戦では38−7、3戦目のカナダ戦にて35ー7のスコアで勝利しました。3戦目のカナダ戦では好調のカナダ代表からオフロードパスを多く使いながらナクク選手のスピードを活かしトライを量産しました。プールAではカナダ代表は2位で通過しました。

プールBのオープニング試合ではイングランド代表はフランス代表に敗戦を喫してしまいました。イングランド代表はミッチェル選手の怪我の影響から出場できずに、終始ミスなどが目立ちトライをとることができませんでした。しかしイングランド代表は、日本代表戦から修正を行うと40−10で下し調子をあげます。3戦目の南アフリカ代表戦では前半のキックオフからボールを奪いヘイター選手がトライをあげると、後半にはノートン選手が代名詞「キックアンドチェイス」からトライを取ります。これらの選手の活躍により17ー12で勝利をあげました。イングランド代表は1位でプールBを突破し、南アフリカ代表は2位で通過しました。

プールCではオーストラリア代表が若手とベテランのバランスのあるチーム力から3勝を挙げ、1位でカップ戦準々決勝へ進出することがきまりました。2戦目のケニア戦では昨年ルーキー・オブザ・イヤーのハッチンソン選手がハットトリックを奪いチームの勝利へ貢献しました。昨年シンガポールセブンズを制したケニア代表はオープニング戦でアルゼンチン代表から快勝を収めると、3戦目のサモア戦でもフィジカルを活かしながら勝利しました。大会1日目を2勝1敗で終えカップ戦準々決勝へ進むことがきまりました。

プールDではニュージーランド代表は初戦のスコットランド戦にて22−21のスコアで勝利を奪いました。続くウェールズ戦では、パスを中心にチームワークの高さを見せつけトライを連続します。これにより36−14で勝利を収めます。2勝で迎えた試合目のアメリカ戦では前半からラヴォヴォ選手の個人技を活かしながら2トライを奪います。後半に入るとウェアー選手が自身の快速を活かし2トライを奪い21−7で勝利を収めました。アメリカ代表は最初の2試合ではベイカー選手の活躍もあり勝つことができましたが、ニュージーランド戦にて負傷し明日の試合出場は危ういものとなりました。


日本代表は初戦の南アフリカ代表から52点を奪われます。しかし2戦目のイングランド代表戦では2トライを奪う攻撃を見せるも、敗戦してしまいます。3戦目のフランス代表との試合では21−14と勝利を収めました。日本代表は試合開始からパスを細かくつなぎ時間をつかいながら攻めていきます。これにより疲れの出て来たフランス代表から、坂井選手、副島選手、ステイリン選手がトライを奪い勝利に貢献しました。日本代表は明日からチャレンジトロフィーへ進みます