ワールドラグビーは今年8月9~26日にアイルランドで開催される女子ラグビーワールドカップ2017大会で笛を吹く審判団を発表しました。

 9人編成のレフェリー団は、イングランド、オーストラリア、アイルランドから2人ずつと香港、スペイン、南アフリカから各1人ずつの構成です。顔ぶれは、Amy Perrett (オーストラリア、写真上)、Graham Cooper (オーストラリア)、Tim Baker (香港), Joy Neville (アイルランド)、Sean Gallagher (アイルランド)、Sara Cox (イングランド), Claire Hodnett (イングランド), Aimee Barrett (南アフリカ), そして2016年最優秀レフェリー賞を共同受賞したAlhambra Nievas (スペイン) です。

 女子ラグビーワールドカップではお馴染みのオフィシャルらが名を連ねており、Perrettは2014年フランス大会のイングランド対カナダの決勝戦を担当し、Coxと Hodnett、Nievasの3人もこの大会で笛を吹きました。一方、Barrett とNevillleはレフェリーに転向する前に、選手としてワールドカップの舞台でプレーした経験があります。

 アシスタントレフェリーの5人は全て異なる国からの選出になりました。Rose Labreche(カナダ)、Beatrice Benvenuti(イタリア)、Marie Lematte(フランス)、Helen O’Reilly(アイルランド)、Ian Tempest(イングランド)という構成です。

 いずれも、ワールドラグビーのマッチオフィシャル選出委員会がレフェリングパフォーマンスを包括的に見直し、検討を重ねて選出されたものです。

 ワールドラグビーのハイパフォーマンス15sマッチオフィシャル・マネージャーのAlan Rollandは、「女子ラグビーワールドカップ2017では大会が巨大化しつつあるが、マッチオフィシャルの面々はこのことを念頭に準備に取り組んでいる」と指摘しています。

さらに、「昨年の実績から選ばれたメンバーのパフォーマンスには本当に満足している。おかげで、レフェリーを9人、アシスタントレフェリーを5人に絞り込むのは実に難しい作業だった。トップレベルでの女子競技は急速な成長を見せており、特に前回2014年大会以降その傾向が出ているが、今回選ばれた審判団は最上級レベルで、その傾向に見合ったパフォーマンスができるものと期待している」とコメントしました。

テレビジョン・マッチ・オフィシャル(TMO)を含めた各試合の個別のアポイントメントは、追って発表になります。