女子ラグビーワールドカップの優勝トロフィーが3月13日、英国のラグビーにあるラグビー殿堂から4か月余りをかけて、開催国アイルランドの32地域を巡るツアーに出ます。

トロフィーツアーの期間中は、140日間で100以上のイベントが各地で行われる予定で、女子ラグビーワールドカップとしてはこれまでで最大規模のものになります。12チームが競う2017年大会は8月9日から26日までダブリンとベルファストで開催されますが、ダブリンのUCDボウルでの開幕戦にトロフィーが戻ってくるまで、世界で著しい発展を遂げているスポーツの一つである女子ラグビーの成功を、このトロフィーツアーが巡る各地に印象付けることになるでしょう。

この日の式典ではツアー開始を祝して、132番目の殿堂入り選手で前回大会で優勝も経験した元イングランド代表Maggie Alphonsiさんに、大会パートナーのランドローバー社からトロフィーが渡されました。

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ワールドラグビー殿堂は2016年11月に開設され、すでに世界各地から多くの人々が訪れて、歴代選手の活躍や、ラグビースクールの近くで始められた競技の来し方に思いを巡らせる、楽しいひと時を味わっています。

ラグビーワールドカップ2015のトロフィーツアーも当地ラグビーを訪れており、ワールドラグビーは、今後開催されるラグビーワールドカップ、女子ラグビーワールドカップ、ラグビーワールドカップセブンス大会でも、競技発祥の当地からトロフィーツアーを始める意向です。

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ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は、自身も94番目に殿堂入りしていますが、今回のツアー開始にあたって次のように語っています。

「8月の大会を前に、ラグビーという地からアイルランドへ向けて女子ラグビーワールドカップ2017トロフィーツアーが始まることに、ワクワクしています。

ラグビーの起源は英国のラグビーにあり、今後のトロフィーツアー出発地として実にふさわしい場所です。我々の過去と未来、そして、世界各地から最高のチームが集って競い合う2017年世界最大のラグビー大会を結び付けてくれます。」

Alphonsiさんは、「今年行われる女子ラグビーワールドカップがとても特別なイベントになることを、私自身、楽しみにしています」と話し、さらに「ラグビーの競技発祥の地からトロフィーツアーが始まることはふさわしく、エキサイティングなことです。殿堂入りしている者として、また、女子ラグビーワールドカップ優勝経験者として、このイベントに関われることを、とても光栄に感じています」とコメントしています。

アイルランドラグビー協会チーフエグゼクティブのフィリップ・ブラウン氏も、次のように話しています。「我々はアイルランドでこの8月にWRWC 2017を開催することにとても興奮していますし、今週アイルランドにトロフィーを迎えることを楽しみにしています。この島の100以上のクラブや学校がトロフィーツアー訪問地に名乗りを挙げてくれていて、32地域のサポーターは、このツアーで8月の大会でダブリンやベルファストに足を運ぶ前にトロフィーを見る機会を得ることができます。」

 

トロフィーツアーは、3月17日金曜日にダブリンで行われるアイルランド対イングランドの女子シックスネーションズの最終戦でお披露目になります。なお、#WRWC2017のチケットは現在発売中。詳しい情報は rwcwomens.com できます。