カップ戦準々決勝ではホームの期待を背負ったアメリカ対アルゼンチン戦ではアメリカ代表が逆転勝利を収めました。前半ではアルゼンチン代表はピッチを広く使いアメリカ代表ディフェンスを翻弄しましたが、後半に入るとウヌフェ選手が攻撃の起点となり2トライとベイカー選手へアシストパスをしました。最終スコアは21−19でした。試合後のインタビューを受けたアメリカ代表のペリー・ベイカー選手は「最後まで自分たちを信じ続けた結果だ」と話し「観客の応援も素晴らしかった。ありがとう!」感謝の気持ちも表しました。

他のカップ戦準々決勝、南アフリカ対オーストラリア代表の試合では前半からオーストラリア代表が相手の隙を突くトライを見せ互角な戦いを見せます。後半に入ると南アフリカ代表のソイズワピ選手がディフェンスの起点となりトライを奪い引き離しにかかりますが、オーストラリア代表の粘り強い攻撃からトライを返し試合は最後まで予測のつかないものとなりました。後半6分になると南アフリカ代表のスペックマン選手がオーストラリア代表の防御網を破り、南アフリカ代表の勝利へ導きました。

一方のフィジー対カナダ戦では、フィジー代表が王者の意地を見せて勝ちました。続くイングランド対ニュージーランドでは、ニュージーランド代表がイングランドから19−0の完封勝利を収めました。

プール戦最終戦ではアルゼンチン代表がニュージーランド代表から白星を奪う番狂わせが起こりました。アルゼンチン代表は試合序盤から高い集中力を保ち、低いディフェンスでニュージーランド代表の得点を許しませんでした。これによりフラステーションの溜まったニュージーランド代表はシンビンを出すなど数的不利の状態になり、前半だけでアルゼンチン代表が2トライ奪います。後半に入るとニュージーランド代表が猛攻を見せ2トライ奪い返すも、コンバージョンキックが決まらずに12−10で敗れました。
一方のイングランド対アメリカ戦では後半残り1分からミッチェル選手、ボウウェン選のトライによりイングランド代表が大逆転をする試合を見せました。ホームのアメリカ代表は勝利直前にあったのにもかかわらず、タックルミスを連発してしまい痛い敗戦となりました。最終スコアは24−17です。
日本代表は初戦ではフィジー代表に大敗してしまいましたが、オーストラリア代表戦では前半開始からトライを奪い、19−12で負けてしまいましたが、奮闘を見せました。日本代表は試合中盤にてゴール前でのミスやラストパスが繋がらずに得点ができずに苦しむ場面もありましたが、試合を通して攻撃を見せ2日目に望みを託しました。しかし、3戦目のスコットランド戦では相手の攻撃に歯が立たず33−7で敗れました。プール4位で臨んだチャレンジトロフィー準々決勝ではフランス代表から2トライ奪うも24−14で敗れ明日の13位決定戦へ望みます。