南アフリカ代表がシドニー大会決勝にてイングランド代表を下し金メダルに輝きました。

前半開始直後に南アフリカ代表キャプテンのスナイマン選手がトライから流れに乗ります。前半中盤にはセナトラ選手、ヘダルド選手らがトライを取り19点のリード作りハーフタイムへ突入します。後半に入っても南アフリカ代表の勢いは止まらず、ヘダルド選手とドライ選手がトライを奪い完全に試合に決着をつけます。これにより南アフリカ代表はケープタウン大会でのリベンジを果すことができました。

南アフリカ代表フィリップ・スナイマン選手は本日沢山集まってくれた観客に対し「あなたたちの声援は今までの大会の中で一番でした。ありがとうございます。」と語りました。また「今日金メダル獲得のために努力したチームにも感謝、そしてイングランド代表チームも称えたいと思います。」話しました。また2009年以来の勝利について「とてもスペシャルです。この勝利の喜びを早く家族や友達と一緒に分かち合いたいです。」と嬉しい表情で話してくれました。

今大会の試合結果により南アフリカ代表はシリーズランキング1位をキープし、一方3位のイングランド代表は2位のフィジー代表と入れ替わりました。

3位決定戦ではライバル同士の戦いが行われました。ニュージーランド代表はDJフォーブス、ウェアー選手を中心に激しいディフェンスから相手のミスを誘い通算5トライを奪いました。ホームのオーストラリア代表は見せ場がなく19ー24で敗れました。

フィジー代表は5位決定戦にてアメリカ代表と戦いました。キックオフ直後からお互いシーソーゲームが続き前半を14−12と折り返します。後半になるとフィジー代表キャプテンのコリニサウ選手を中心とした攻撃からラバラバ選手や、ヴェレマウア選手のトライが生まれ勝利しました。チャレンジトロフィー決勝ではロシア代表の高い集中力からラザレンコ選手、ダディドヴ選手のトライへつなげ、26−0という完璧な試合を見せました。

日本代表はカナダ代表から今シーズン1勝目を収め、チャレンジトロフィー準決勝対フランス戦へ進みます。前半はヘンリー選手と坂井選手の活躍により12−0とリードを広げますが、後半開始直後にシンビンをもらうと一気に逆転され敗戦を喫してしまいました。これにより日本代表はシドニー大会を12位で終えました。