アジア/オセアニア女子ラグビーワールドカップ(WRWC)2017予選大会、第1・2ラウンドで香港代表と日本代表がフィジー代表を下し、共にWRWC 2017の出場権を獲得した。

過去に2度(1991年、1994年)世界の大舞台に立ったことのある日本代表に対して、香港代表は2017年大会で初出場を果たす。

香港代表ジョー・ハルヘッドコーチはこう話した。「素晴らしい結果です。言葉で表現しきれません。香港女子ラグビーにとって、誇りを持って香港代表のジャージー着る機会、そしてさらに多くの若者や女性をインスパイアさせる大会になることを祈っています。」

「香港をアジアだけでなく、世界レベルのチームと対戦させ、国際舞台のトップ12に入ることは香港におけるラグビーの普及に繋がる素晴らしい機会だと思います」

「受け継がれるレガシーを作り上げ、歴史を作っていきたいです。なによりも、数年後は男子チームにも同じ一歩を踏み出してほしいです」

"Bringing Hong Kong out of Asia to compete against world class teams and be in the top 12 on that international stage will be fantastic and I think it will be a huge catalyst for the game in Hong Kong"

Hong Kong women's head coach Jo Hull

トップを目指して

12月17日(土)にアジア地区のトップに立つ日本代表と香港代表が予選大会のトップを目指して争う。アジア女子ラグビーチャンピオンシップで2度日本代表と対戦し、2回とも敗戦した香港代表はリベンジを目指して土曜の試合に挑む。

香港代表のチャウ・メイナムキャプテンはつぎのように話した。「ワールドカップの出場権を手にすることができ非常に嬉しく思っておりますが、次の目標に集中しています。日本代表はジャパンスタイルでプレーします。日本は素早く、速いテンポでプレーします。」

「自分たちの課題とスタイルに集中して相手に勝つことを目指します。この目標に達し、アジアのトップチームに輝く自信はあります。 」

土曜日の試合の勝者は、2017年8月9日より26日まで行われる大会で開催国アイルランド、フランス、そしてオーストラリアと同じプールCで戦うことになる。

一方、負けたチームはカナダ、ニュージーランド、ウェールズ代表と同じプールAに加わる。

ハルのハットトリック

2006年にスコットランド代表のアシスタントコーチを務めていたジョー・ハルヘッドコーチにとって、2017年のアイルランド大会は3度目のワールドカップとなる。

「ワールドカップに行くことは人生の様々な経験の中でも、他の体験には比べようがありません。3週間ほど絶大なプレッシャーを感じますが、実に素晴らしい経験でもあり、才能あふれるアスリートやコーチに並んで雰囲気を満喫することができます。女子ラグビーの道のりと進歩を祝う機会でもあります」 

写真: HKRFU