10月22日(土)に行われたラグビーヨーロッパカンファレンスでマルタ代表とフィンランド代表が共にチーム史上最高の試合結果を残した。マルタ代表はワールドラグビー世界ランキングで5ランクも上昇するという飛躍を見せた。ラグビーヨーロッパの試合に出場したデンマーク代表とラトビア代表も好成績を挙げ、ラトビア代表は世界ランキングトップ50まであと少しのところまで上り詰めた。

10月22日(土)、快晴のなかキックオフしたラグビーヨーロッパカンファレンス(1)南では、アンドラ代表対マルタ代表戦が行われ、開催国のアンドラ代表が15-63というスコアで完敗を喫した。本大会の全試合はラグビーワールドカップ2019日本大会の予選プロセスに含まれる重要なテストマッチである。

16年ぶりの圧勝を飾ったマルタ代表は世界ランキングの順位を5つ上げ、マダガスカル代表、セネガル代表、クック諸島代表、リトアニア代表、そしてラグビーアメリカズ・ノースチャンピオンシップ2016の王者となったメキシコ代表を上回る、世界ランク44位に浮上した。

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一方で、ホーム戦において2試合連続で敗北を喫しているアンドラ代表は世界ランキングで1.35ポイント落として、先週に比べて2ランク下の64位に落ちた。アンドラ代表のランクダウンによって、イスラエル代表とベネズエラ代表が順位を上げる結果となった。

ラトビア代表がトップ50に浮上

同日、ルクセンブルグで開催されたラグビーヨーロッパカンファレンス(1)北のルクセンブルグ代表対ラトビア代表戦では、ラトビア代表がフィールド上で輝きを見せた。試合時間が67分を経過したところで、ラトビア代表スタンドオフのロバーツ・デビッドソンズが勝利を確定させるトライを決めた。ホームチームを24-31で下したラトビア代表はワールドラグビー世界ランキングで50位のトリニダード・トバゴ代表を0.01ポイント下回っている。ルクセンブルグ代表は3ランク下の61位に落ち、その結果シンガポール代表、ケイマン諸島、そしてスウェーデン代表がランキングを上げた。

ラグビーヨーロッパカンファレンス(2)北で今シーズン初のテストマッチを迎えたノルウェー代表は、フィンランド代表を下すも、2戦目でデンマーク代表に22-0で敗れた。デンマーク代表は1.06ポイントを獲得し87位にのぼった。一方、ノルウェー代表は3ランク下の92位となった。

記録破りの活躍

ワールドラグビー世界ランキングのトップにいるニュージーランド代表は、変わらず首位を堅持している。オーストラリア・オークランドにあるイーデン・パークで開催されたオーストラリア代表対ニュージーランド代表戦では、ニュージーランド代表が10-37でホスト国から勝利を奪った。ブレディスロー・カップを14年連続で保持することになった。激戦を繰り広げたオセアニア地域のライバル同士の順位は、試合の結果に左右されず、ランキングの順位をキープした。

スティーブン・ハンセン氏がヘッドコーチに就任して以来、ニュージーランド代表は出場試合64戦中でわずか3戦しか敗れていない。