10月4日(火)にワールドラグビーがRWC2023招致レースに残る3カ国(フランス、アイルランド、南アフリカ)がホスト協会に必要な基本条件を満たしていることを発表しました。
各協会は9月1日(木)の締め切りまでにRWC2023の開催に必須とされる基準と条件を満たせることを証明しました。
正式に招致からの撤退を発表したイタリアラグビー協会(FIR)は、今回の決断がローマ2024夏季オリンピックの招致活動を断念したことと密接に関係していると発表しました。
立候補段階におけるホスト協会の評価は、財政、会場、政府官公庁の支援などの重要な基準が、ワールドラグビーの7つの開催目標に関与するかどうかが評価されます:
- トップレベルの重大なスポーツイベントに対応できる会場・設備
- 確実な財務モデルの適用・商業的な成功の保証
- 経験豊富で優秀な運営委員会
- 国内外の観衆をインスパイアし、全てのレベルにおいてラグビーの発展に貢献するビジョン
- RWCのグローバルで多様なステークホルダーを尊重する、政治的・経済的に安定した環境
- ファンにとってアクセスしやすく、世界トップレベルのスポーツイベントに適した気候・環境を持つ地域
公平な評価プロセスを保証するため、各立候補国の申請は、中立的なテクニカルレビュー団体によって査定されます。
ワールドラグビー ビル・ボーモント会長のコメント
「RWC2023の開催に必要とされる基礎があることをしっかりと証明してくれた候補国にお祝いの言葉を贈ります。」
「ここからは立候補段階に進行します。3カ国の協会が発展を続け、素晴らしい大会の開催をとおして私たちのビジョンを活かすことを期待しています。」
招致プロセスに参加するために必要な情報を全て提供する「教育」段階に続く「立候補」段階は、三つの段階に分けられている招致プロセスの二つ目の段階です。
立候補プロセスは2016年11月に正式に開始し、RWC2023の開催国は2017年11月にワールラグビーの評議会によって決められます。