9月24日(土)に行われたラグビーヨーロッパ・チャンピオンシップ(ヨーロッパ選手権)2016-17の開幕戦で、22-0というスコアでウクライナ代表を相手に番狂わせの勝利を飾ったポーランド代表がワールドラグビー世界ランキングで順位を3つ上げ、34位に浮上した。

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ウクライナ代表を3年ぶりに下したポーランド代表を白星に導いたのは、ペナルティゴールを5本決め、さらに31分のペナルティトライのコンバージョンゴールを決めたボイチエ・ピオトロビッチ選手の活躍だった。

試合序盤のペナルティゴール2本で6-0と先制したのはポーランド代表だった。前半30分には、ウクライナ代表はシンビンでバレンティン・リティニエンコ選手を失い、一人少ない状態でプレーを続ける苦しい展開に直面した。

ポーランド代表は、ホームであるルブリンのディアログ・アリーナに駆けつけた2,500人のホームサポーターのエールの後押しも受けて、アドバンテージに乗じて相手にプレッシャーをかけ続け、ウクライナ代表のイエローカードからわずか1分後にペナルティトライを決め、さらにリードを広げた。コンバージョンも見事ゴールポストの間を通り抜け、16-0とリードを保ったままハーフタイムを迎えた。

後半の得点は、前半ピッチで輝きを見せたボイチエ・ピオトロビッチ選手が挙げたペナルティゴール2本のみとなった。相手を無得点に抑え、リードを最後まで堅持したポーランド代表はホームでの勝利を味わった。

3ランク上ったポーランド代表は、ジンバブエ代表、ブラジル代表、そしてオランダ代表を上回った。一方、敗北を喫したウクライナ代表はチリ代表を下回る28位にランキングを落とした。