9月10日(土)に行われたザ・ラグビーチャンピオンシップ第3節で、南アフリカ代表を相手に本大会初勝利を挙げたオーストラリア代表が、ワールドラグビー世界ランキングで南アフリカを飛び越え、3位に浮上した。

新人選手のアダム・コールマンと、キックのみで13得点を挙げたバーナード・フォーリーのトライで、オーストラリア代表は6連敗の不調を乗り越えた。前半20分では、14-3とリードをされたワラビーズの奮闘は23-17の逆転勝利で報われた。

オーストラリア・ブリズベンで繰り出した勝利で、0.8ランキングポイントの追加点を得たオーストラリア代表は合計85.02点に上った一方で、84.30点に落ちた南アフリカ代表はオーストラリアとランキングを入れ替わり4位に転落。

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同日ニュージーランド・ハミルトンで行われた同大会のニュージーランド代表対アルゼンチン代表戦では、オールブラックスのハイペースなプレーに追いつこうと一意専心健闘を続けたアルゼンチンに、今年最大の試練を受けた。

両チームがリードを奪い合った前半は、24-19というスコアで開催国のニュージーランド代表のリードで終了した。

後半10分、ニコラス・サンチェスが5本目のペナルティーゴールを決め、アルゼンチン代表は2点差に追いついた。しかし、残り30分の試合時間は流れをつかんだオールブラックスがそのまま33得点を重ね、3連続ボーナスポイント付きの勝利を祝福した。

本戦の結果は世界ランキングには影響を及ぼさず、以前と変わらずニュージーランド代表が首位をキープ。一方、アルゼンチン代表も同様に7位に留まっている。

ザ・ラグビーチャンピオンシップのランキングでは、オールブラックスがスプリングボクスを9点差のリードで上回っており、第4節の対決で勝利を挙げればタイトル獲得が決定する。9月17日(土)にキックオフする第4節では、オーストラリア代表とアルゼンチン代表も、オーストラリアのパースで戦う。