8月3日(土)にスウェーデンでキックオフしたラグビーワールドカップ2019日本大会のヨーロッパ地区予選で、チェコ代表が開催国のスウェーデン代表を14-56で下し、好調な滑り出しを見せた。

ラグビーヨーロッパカンファレンス(1)北の第1戦で試合1本目のトライを決めてリードを奪ったのは、チェコ代表のナンバーエイト、ボイテク・ハベルキャプテンだった。

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前半17分に、チェコ代表のフランカーのマルティン・シャルバがトライを決めて点差を広げる。さらにスウェーデン代表はフランカーのマンス・デルクをシンビンで失ったためピンチを迎えた。選手数のアドバンテージを活かしたチェコ代表はボイテク・ハベルキャプテンが2本目のトライを決め、さらに前半終了間際にセンターのアレス・ステスカルが得点を重ね、0-28とチェコ代表のリードでハーフタイムを迎えた。

ボーナスポイント獲得が確定したチェコ代表は、後半5分にスタンドオフのジリ・パントゥチェクがチーム5本目のトライを挙げた。

試合時間が1時間を経過したところで、ボイテク・ハベルキャプテンが3本目のトライでハットトリックを決めた。その後、フッカーのオンドレイ・クティルがシンビンになった後も、チェコ代表はマルティン・ウォグニッチがトライし、チーム7本目のトライを重ねた。

試合時間残り8分で、ようやくスウェーデン代表がウィングのテウリ・ンジュル選手のトライで追加点を挙げて反撃するも、チェコ代表の途中出場のヤン・オルブリッチがスコアを50点以上に引き上げ、スウェーデン代表はさらに突き放された。

試合終了間際には、スウェーデン代表のネイブ・ボビーが意地のトライを決めるも、チェコ代表の圧倒的な勝利でノーサイドとなった。

白星を獲得したチェコ代表は8月5日(月)にワールドラグビー世界ランキングでワンランク上の32位に浮上した。一方、ホーム地で敗北を喫したスウェーデン代表は3ランク落とし、チーム史上最低の61位になった。

 

写真: Fredrik Wicksell