7月19日（火）に、ブリティッシュオリンピック委員会がリオデジャネイロオリンピック2016のセブンズイベントでイギリスを代表する男子・女子のメンバー24名を発表した。
プール戦でカナダ代表、日本代表、そして開催国のブラジル代表と対戦する女子イギリス代表のスコッドには、女子ラグビーワールドカップ2014で優勝したメンバーに加え、HSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズ2015-16で活躍したメンバーを含む。
ラグビーの歴史的瞬間
イングランド、スコットランド、ウェールズからの選手が集結する男子イギリス代表は、日本代表のほか、HSBCパリセブンズを制覇したケニヤ代表と、第３シードのニュージーランド代表と戦う。選手たちは5月の末に6週間にわたる強化合宿で初めて集結した。
女子イギリス代表率いるサイモン・ミドルトンヘッドコーチは「オリンピックデビューを果たすセブンズは、女子ラグビーにとって歴史的瞬間を象徴する。リオデジャネイロで最良の結果を出してくれるメンバーを選んだと信じている」 とコメントした。
「今シーズンのワールドシリーズでは、女子ラグビーの競争率の上昇が感じられた。チームGBとして、世界のベストチームと対戦することを心待ちにしている」
子供の頃からの夢
男子イギリス代表率いるサイモン・アモーヘッドコーチは「最近エクセターで行われた大会で、観衆が「GB（イギリス）」と叫んでいた。セブンズの世界では前代未聞なことだ。チームGB（イギリス代表） として世界最大のスポーツイベントに参加することは光栄だ」
「経験豊富な選手１２人を選抜した。弱点や強み、そして相性の良さを考慮に入れてリオ行きのメンバーを選んだ。27人の選手たち全員が努力を重ね、マネジメントチームも素晴らしい仕事をしてくれた」
女子のキャプテンをつとめるエミリー・スカラットは 「GBのジャージーを着てオリンピックで戦うことは子供の頃からの夢なので、今、チームとして夢が実現している。イギリスを代表して、女子ラグビーを新しい観衆に観てもらうことができ非常に誇らしく思う」 と話した。
トム・ミッチェルキャプテンは次のように話した。「イギリス代表のキャプテンとしてこのチームを引っ張るチャンスを与えられたことは光栄です。」
「イギリスを代表しながら、大舞台でわたしたちの競技を世界に魅せつける非常に特別な機会です。ここにたどり着くまで、この６週間だけでなく、ここ数年間はかなりの努力を重ねてきた。」
魅せつける機会は特別なこと。自分の反応にびっくりした。スコッドに選ばれたとき、そしてさらにキャプテンを務めてほしいと言われたときは言葉を失った。今もまだ実感しきれていない」
《女子イギリス代表》
クレア・アラン Claire ALLAN
アビー・ブラウン Abbie BROWN
ヘザー・フィシャー Heather FISHER
ナタシャ・ハント Natasha HUNT
ジャスミン・ジョイス Jasmine JOYCE
ケイティー・マクリーン Katy MCLEAN
エミリー・スカラット Emily SCARRATT ◎
アリス・リチャードソン Alice RICHARDSON
エミリー・スコット Emily SCOTT
ダニエル・ウォーターマン Danielle WATERMAN
ジョアン・ワットモア Joanne WATMORE
エイミー・ウィルソンハーディー Amy WILSON-HARDY
控え選手：
メガン・ジョーンズ Megan JONES
ケイ・ウィルソン Kay WILSON
《男子イギリス代表》
マーク・ベネット Mark BENNETT
ダン・ビビー Dan BIBBY
フィル・バージェス Phil BURGESS
サム・クロス Sam CROSS
ジェームズ・デイビス James DAVIES
アレックス・デイビス Alex DAVIS
オリー・リンジーヘイグ Ollie LINDSAY HAGUE
トム・ミッチェル Tom MITCHELL ◎
ダン・ノートン Dan NORTON
ジェームズ・ロッドウェル James RODWELL
マーク・ロバートソン Mark ROBERTSON
マーカス・ワットソン Marcus WATSON
控え選手
ルーク・トレハーン Luke TREHARNE
ルアリド・マックコノキー Ruaridh MCCONNOCHIE