7月14日、リオデジャネイロオリンピック2016のセブンズイベントに出場する男子・女子オーストラリア代表のメンバーが発表された。

HSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズの王者となった女子チームは第1シードとしてリオデジャネイロに向かう。

今シーズンは世界の舞台を支配した女子オーストラリア代表は、金メダル獲得候補筆頭としてリオデジャネイロへ向かう。チームのメンバーはオーストラリア初の世界シリーズタイトルを獲得したスコッドとほぼ変わらない。

シャーニー・ウィリアムズ選手は「オリンピック選手になることが未だに信じられない」と話した。「目標はリオデジャネイロで金メダルを獲得すること。毎日その目標について話しあっている。ワールドシリーズで優勝したことは、今その目標に向けての大きな自信になっている」と話した。

プールAのオーストラリア代表は、コロンビア代表、フィジー代表、そしてアメリカ代表とプール戦で対戦する。

「お互いを信頼し合い、一人一人がなにかユニークなものをチームに貢献していることを分かっている。パリーは働き者、カズリックはフットワークが強みで、グリーンはかなりのスピードを持つ。選手一人一人の強みを理解し、それを自分たちのアドバンテージにする」

3日にわたる女子セブンズイベントは8月6日(土)に、デオドロ・スタジアムでキックオフする。男子大会は8月9日より11日まで、同じ会場で行われる。

男子チームは、オーストラリア最多キャップ数を誇るエド・ジェンキンズがキャプテンをつとめる。さらに、22歳のジョン・ポーチと19歳のヘンリー・ハッチンソンのサプライズメンバーがメンバーに選抜された。一方、ニック・カミンズは落選。

今シーズンを4位で終えたオーストラリア代表はメダル獲得の可能性が十分にあることを把握したうえでリオデジャネイロに向かう。

エド・ジェンキンズは「随分前から目指にしてきた金メダル獲得の夢を、年明けからフレンディー(アンディー・フレンドヘッドコーチ)が繰り返し強調してきた。リオデジャネイロ行きのメンバーは、今年中フィールドに立ったチームのなかで最も強いチームだ」と話した。

 

今シーズン、2大会で決勝進出を果たしたオーストラリア代表は、シドニーでニュージーランド代表、そしてラス・ベガスでフィジー代表に敗れた。アンディー・フレンドヘッドコーチはシーズン中、キープレーヤーを休めることに集点をおいてきた。

ほとんどの大会に出場してきたエド・ジェンキンズに加え、リオデジャネイロ行きの切符を獲得したメンバーのなかには、負傷から復帰中のトム・クーサック(23歳)が含まれる。

トム・クーサックは「チャンスを与えられたことにびっくりしている。負傷から復帰しているところで今のところリカバリーが上手く行っているが、今大会が復帰してから初の大会となる。チームに選ばれたことを嬉しく思っているし、ほっとしている」と話した。

《女子オーストラリア代表》
シャノン・パリー Shannon PARRY ◎
シャーニー・ウィリアムズ Sharni WILLIAMS(副キャプテン)
ニコール・ベック Nicole BECK
ジェマ・エサーリッジ Gemma ETHERIDGE
エマ・トネガト Emma TONEGATO
エバニア・ペリート Evania PELITE
シャーロット・カズリック Charlotte CASLICK
クロエ・ダルトン Chloe DALTON
エイミー・ターナー Amy TURNER
アリーシア・クワーク Alicia QUIRK
エミリー・チェリー Emilee CHERRY
エリア・グリーン Ellia GREEN

《男子オーストラリア代表》
ニック・マルフ Nick MALOUF
ジェシ・パラヒ Jesse PARAHI
ヘンリー・ハッチンソン Henry HUTCHISON
ルイス・ホランド Lewis HOLLAND
ジェームズ・スタンナード James STANNARD
コン・フォーリー Con FOLEY
キャメロン・クラーク Cameron CLARK
パット・マクカッチョン Pat MCCUTCHEON
エド・ジェンキンズ Ed JENKINS ◎
アラン・ファラヴァアウ Allan FA'ALAVA'AU
ジョン・ポーチ John PORCH
トム・クーサック Tom CUSACK