6月11日(土)フィジーにて、パシフィックネーションズカップ(PNC)の開幕と共に、ラグビーワールドカップ(RWC)2019日本大会のオセアニア地区予選がキックオフする。

オセアニア地区でRWC2019日本大会の出場が決定しているのはオーストラリアとニュージーランドの2ヶ国だけである。

南太平洋の島国であるフィジー、トンガ、サモアを参加国とするPNCは、2016年と2017年大会の両方が、RWC2019日本大会に向けての予選プロセスとなる。 本大会で大舞台の出場権を争う参加国の激闘が期待されている。

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2季にわたって行われる本大会では、上位2チームが「オセアニア1」、「オセアニア2」として、RWC2019日本大会の予選を通過することになる。3位に終わるチームはヨーロッパ地区予選2位のチームと、ホームアンドアウェー形式での試合を組み、勝者がRWC2019の出場権を獲得することとなる。敗者は敗者復活最終予選に進む。

ワールドラグビーの会長、ベルナール・ラパセ氏は次のように話した。「南太平洋の国々はラグビーに大きく貢献してきました。RWC2019日本大会の予選でもある今回のパシフィックネーションズカップでは、参加チームが激しく戦い、大会を大いに盛り上げてくれることでしょう。」

「ラグビーは現在世界的な拡大を続けています。773万人の男性、女性、そして子供たちが競技に参加しています。国境を越え、人格修養をもたらすラグビーのコアバリュー(結束、情熱、尊重)をとおして、様々な人を団結させています。」

「ラグビーワールドカップの商業的成功を背景として、ラグビーという競技の発展は促進し続けられています。ワールドラグビーは南太平洋の国々での投資を続けており、2016年には地域でのラグビーの発展、大会の開催、そしてトレーニング企画等に向けて、400万ポンド(およそ6億円)の資金を投入することができました。」 

「次の3年間にかけて、確立した人気がある地区のトーナメントを含むRWC2019日本大会の予選プロセス約200試合には、6大陸から、80カ国以上のラグビー協会と4,000人を超える選手が参加します。想像を超える出来事や番狂わせな場面がある素晴らしい道のりとなるでしょう。」

6月11日(土)、フィジーのANZスタジアムで行われるフィジー代表対トンガ代表戦では、RWC2015イングランド大会でもレフリーをつとめたナイジェル・オーウェンス氏(ウェールズ出身)が主審をつとめる。本戦で71試合目のテストマッチを迎えるオーウェンス氏は、ジョナサン・カプラン氏(南アフリカ出身)を追い越し、レフリーとしての史上最多テストマッチ数を誇っている。 

RWC2015年イングランド大会の各プール戦で、各プールのトップ3となった計12チームはすでにRWC 2019日本大会の出場権を獲得している。残りの8チームは各地区予選大会とプレーオフを含む予選プロセスによって決められる。また今大会初となる、独立した敗者復活最終予選(総当たり戦)によって最後の出場チームが決定され、2018年11月にはすべての出場チームが発表される。​