• 2015年は、13,000人の一般人が脳震盪教育プログラムを完了

  • ラグビーコミュニティーからは、250,000 人のメンバーが対面での教育企画に参加

  • ラグビーワールドカップ2015は必須項目として脳震盪に関する教育プログラムを提供

  • #RecogniseAndRemove 脳震盪専用のインターアクティブアプリは2015年10月に公開された

  • 2015年は 13,000人以上の一般人が脳震盪教育プログラムを完了した

最新のデータによると、2015年にワールドラグビーの『Recognise and Remove』オンライン脳震盪教育コースを完了した人の数は、一般人と医療専門家を含め合計13,000人以上に昇った。

11の他言語に訳されている www.playerwelfare.worldrugby.org のインターアクティブ(対話型)脳震盪教育プログラムは、一般人6,489人、一般(ラグビーとは無関係)医者1,648人、マッチデー医療スタッフ1,625人、そしてエリートメディカルスタッフ930人が完了している。さらに、およそ1,800人の一般人がワールドラグビーの脳震盪アプリをとおして、オンライン教育プログラムを完了。これらの数字はラグビーの脳震盪処置の改良に対する姿勢と公約を強調する。


ラグビーワールドカップ2015に参加した選手、コーチ、そして医療スタッフの全員が必修科目として脳震盪の教育プログラムを受け、さらには全てのチーム・個人の担当医も脳震盪を集中的に扱う教育コースを受けた。なお、このようなスケールでメジャーなスポーツイベントが脳震盪の管理に専念したのは、昨年のワールドカップイングランド大会が初となる。

インターアクティブ・オンラインコースは脳震盪の症状、現実的なシナリオそして動画を含み、完了した際には証書が出る。一般大衆宛ての指導項目は2014年にワールドラグビーの諮問脳震盪専門医によって開発された。ワールドラグビーのメディカルスタッフと共同で開発に専念した専門医には、ウィリー・シチュアート医師(医療神経科学者、NHS グラスゴー・アンド・クライド、グラスゴー大学)、カロライン・フィンチ教授(負傷予防研究科、オーストラリア大学連盟)、ボブ・カントゥ医師(神経外科医、ボストン大学)、そしてジョン・パロチシオス医師(スポーツ内科、南アフリカ)の優秀なメンバーが含まれる。

オンラインプログラムはワールドラグビーの脳震盪に対する、一般的な意識と教育を普及させるアプローチの鍵であり、選手、コーチ、チーム管理スタッフ、そしてチーム担当医向けの必修訓練を含む。一般大衆向けの指導や他言語の教育ポスター、さらにソーシャルメディアで広められている #RecogniseAndRemove の教育ビデオは男子と女子ラグビーのスター選手にスポットライトを当てている。

およそ250,000人のラグビーファミリーのメンバーに行き渡った、ワールドラグビー提供の 『Rugby Ready』プログラムでも脳震盪に関する項目は必修科目として含まれている。

World Rugby: Player safety the game's top priority
World Rugby: Recognise And Remove

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ワールドラグビー会長、ベルナール・ラパセ氏のコメント
「脳震盪に関する教育、また脳震盪防止、管理、研究はワールドラグビーの選手手当ての中心にあり、全てのレベルにおいて安全を第一に、選手たちを守るストラテジーの土台である」

「世界トップレベルの専門医およびラグビー協会と力を合わせ、脳震盪の症状やリスクに対する指導を提供し、ラグビーの文化を変え続けている。その趣旨として、“Recognise and Remove” (早期発見と対処)をスタート時点に脳震盪に対する意識を高めている」

ワールドラグビー、メディカルアドバイザーのマーティン・ラフテリー氏のコメント

「ラグビーワールドカップ2015をはじめに、昨年はわれわれにとって大会での選手手当ての革命的な進歩の一年となった。選手サポート面で、脳震盪防止および処置方策を促進し、様々な大イベントで高クオリティの選手サポートの普及に繋がった」

「ワールドラグビー特有の、ピッチの外れで行われる「Head Injury Assessment (頭部負傷審査)」は選手手当てとサポートが最も高いレベルで見届けられることを保証した。ワールドラグビーはラグビーワールドカップで駆使されたこられの方策をより一般的にラグビーで広めることを目標としている」

「ワールドラグビーは選手サポートの戦略として脳震盪の長期にわたる影響に関する研究を進めており、頭部負傷の審査プロセスを評価し続けている。これらの手順はエリート選手の安全を守り、脳震盪を起こしている選手が見落とされ、ピッチ上に残されるリスクを低減する」

 

オンライン認定

2015年 合計

〜 11/01/16

オンライン応急手当て

4,158

9,941

ICIR

660

1,258

脳震盪(一般人)

6,489

13,871

脳震盪(医療専門家)

1,648

5,173

MDMS

1,625

3,002

エリートレベル MDMS

930

1,623

 

 

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