ダン・カーター – MasterCard協賛ワールドラグビー(WR)2015年最優秀選手賞

高潮の時期に国際ラグビーを引退することについて
「オールブラックスのジャージーを着て出場する最後の試合たどわかっていたから、思い出に残る一戦になってほしかった。ラグビーワールドカップ(RWC)の決勝戦ほど大きな舞台はない。決勝前の一週間はあまり最後の試合だという意識がなかった上、結果のこともあまり考えていなかった。ただチームメイトのために良いプレーがしたかっただけ、本当に全員が素晴らしかった。幸運なことにあの日は自分の調子がよく、ピッチ上の選手たちもみんな好調だった。チームが残したRWC 2連覇の結果は自分の個人的な成績を遥かに上回る結果だ」

先週末の結果について
「未だ信じられない。全く予期していなかった、本当に夢のようだ。特にここ2年間の個人的な目標は、オールブラックスの一員としてRWCに出場することだった。選抜された時点で目標を達成していたが、舞台に立った途端、歴史作りに貢献したい気持ちが次第に強まった。最高の気分だ。」 

WR年間最優秀選手を受賞したことについて
「夢が叶った。もちろんこういう賞のためにラグビーをプレーしているわけではないが、かなりの努力を重ねてきているからもちろん称賛されると嬉しく、誇らしく思う。特にここ2、3年は負傷や様々な人から出場する気があるのかどうかに対しての質問やプレッシャーを感じさせられていたから、それらを乗り越え、個人的にも、チームとしても優れた結果を残せたことは幸い。自分のキャリアのハイライトのひとつである。2003年にオールブラックスデビューをした時から今回の優勝まで、様々な経験を積んできたが、高潮での引退の夢が実現したことは非常に特別なこと。」  

"引退してチームを離れる人のポジションには他の選手で埋まる、シンプルだ。選択の余地がたくさんあるチームだ。"

ダニエル・カーター

他の選手の引退について
「引退やオールブラックスのジャージーを手放すトピックは話によくあがるが、ニュージーランドラグビーの強みのひとつは優れたスキルを持つ若手選手が多いこと。ものすごいプラスである。引退してチームを離れる人のポジションには他の選手で埋まる、シンプルだ。選択の余地がたくさんある。スティーブ監督の下で、高いスタンダードが求められ続ける。オールブラックスのジャージーを着るには当たり前のこと。オールブラックスは今後も素晴らしい実績を残すことを信じている」  

リッチー・マコウ主将(ニュージーランド)– WR 年間最優秀チーム賞

RWC 2015 優勝について
「われわれは今まで他のどのチームも成し遂げていない結果を残したかった。RWC2連覇はその目標を実現させた。記録を達成できたことは本当にスペシャルなこと。2015年に登場して実現するようなことではない。実際は2012年に始まったことである。スティーブ・ハンセン、そしてスタッフのみなさんに感謝している。今はこの瞬間を満喫している」 

"この先もオーストラリアの国民が誇りに思えるようなラグビーチーム作りに励みたい。"

マイケル・チェイカ監督

マイケル・チェイカ監督 / WR年間最優秀監督賞

年間最優秀監督賞を受賞したことについて
「トロフィーを間違えたのではないかと思う。自分たちのために結果を残そうと我々はここにやってきた。もちろん誇らしいことがだが、オールブラックスを2連覇に導いたスティーブ・ハンセンがそばにいるところでどのようにして自分が受賞することになったのか明確じゃない。この1年間チームとスタッフと一緒に過ごした時間は非常に楽しかった。この先もオーストラリアの国民が誇りに思えるようなラグビーチーム作りに励みたい。」 

これからのオーストラリアラグビーの発展について
「このチームのコアはなるべく保ちたい。次のワールドカップまでそのまま続けられる若手選手が何人かいる。若者たちの成長を助けている経験豊富な選手もまだいる。」 

Milner-Skudder rugby brilliance
New Zealand's Milner-Skudder scored this fantastic try for the all blacks against Namibia, Rugby World Cup 2015.

ネヘ・ミルナースカッダー / WR年間最優秀新人選手

受賞について:
「最高の気分。こうやってオールブラックスの一員として賞を受け取れたことは未だ信じられない。候補に挙げられた2人(マーク・ベネットとヴァシル・ロブジャニゼ)にもお祝いの言葉を贈りたい。」

ここ12ヶ月の活動について 
「12ヶ月前のことを思い出すと、まさか今、こうしてワールドカップのメダルを手に取っているとは思いも寄らなかった。サポートしてくれた人に感謝している。」

次のステップは?
「長いシーズンだった。国際テストキャップやスーパーラグビーで活躍するベテランが世界のトップにいる理由が少し理解できた。休憩を楽しみにしている。」
 

ナイジェル・オーエンス / WR最優秀レフリー賞

受賞について
「RWC 決勝戦を担当した上にこの賞を受け取ることは本当にスペシャル。自分より受賞者にふさわしいレフリーは国際ラグビーの舞台上に限らず、土日子供たちの試合でレフリーを務め、試合の中心で活躍するのにこうやって称賛されない人は数多くいる。」 

ブライアン・オドリスコル – IRPA 特別賞

RWC 2015 について 
「格別の大会となった。自分は4大会に出場しているが、全ての面において今大会が一番輝かしかったと思う。ワールドカップは毎回拡大している。イングランドは素晴らしい大会を開催してくれた、次回の日本大会のハードルは高くなった。」

RWC 2015優勝チーム、ニュージーランドについて
「断トツの優勝ではなかったが、他に比べチームとして頭ひとつ抜けている。一次リーグでナミビアやジョージアを相手にサヨナラ勝ちしていなかった時点でオールブラックスのプレーに対して疑問の声が上がり始めていた。しかし、決勝戦であのオーストラリアチームの得点を2倍挙げたことはすごい。」

ジュリアン・サベア – IRPA 年間ベストトライ賞

年間ベストトライ賞受賞について:「チームのおかげだ。ここまでやってくるには全員の力が必要だった。全員にとってスペシャルなことであり、嬉しく思う」 

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