ラグビーの国際統括機関、ワールドラグビー(WR)は28日、日本が提出した2019年ワールドカップ(W杯)の修正開催計画を承認した。修正は新国立競技場の建設計画が白紙撤回されたことを受けたもので、開幕戦は東京スタジアム、決勝は横浜国際総合競技場で行うことになった。

開催中のW杯イングランド大会で、強豪の南アフリカを相手に大番狂わせを演じた日本代表。ピッチ以外での注目は、日本がアジアで初めて行われるW杯を成功させ、世界で最も人口が多いアジアの観客を呼び込めるかとなっている。

WRのベルナール・ラパセ会長は「日本のラグビー界にとってこれ以上ないタイミングで、修正開催計画によって日本、アジア、世界にとって素晴らしいW杯となるだろう。会場計画に関して献身的に対応してくれた日本のパートナーに感謝したい」とコメント。

19年日本大会組織委員会の嶋津昭(しまづ・あきら)事務総長は「開会式・開幕戦を東京スタジアムで、決勝戦を横浜国際総合競技場で開催することによって、ラグビーワールドカップ2019のムーブメントをより拡大することができると考えている」と話した。

修正開催計画の特徴
-出場チーム、ファンの胸を躍らせる試合会場で、最高の日本を世界に見せる
-12会場のひとつ、東京スタジアムが当初計画の新国立競技場開催部分を補う
-開会式・開幕戦は東京スタジアム
-決勝は横浜国際総合競技場
-日本政府が全面的に支援し、大会を成功させる

 

ラグビーW杯19年大会試合会場:

札幌ドーム
釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム(仮称)
熊谷ラグビー場
東京スタジアム
横浜国際総合競技場
小笠山総合運動公園エコパスタジアム
豊田スタジアム
東大阪市花園ラグビー場
神戸市御崎公園球技場
東平尾公園博多の森球技場
熊本県民総合運動公園陸上競技場
大分スポーツ公園総合競技場

RWCL