委員会はAdam Casselden(オーストラリア)を議長とし、元選手のJohn Langford(オーストラリア)、Ofisa Tonu'u(ニュージーランド)が参加し、2025年8月31日(日)に審議が行われました。

FPRCは、ルール9.13(危険なタックル)の違反によるレッドカードを審査し、制裁として3試合の出場停止(コーチング・インターベンションを成功裏に完了した場合は2試合に短縮)を提案しました。しかし、選手はこの制裁を受け入れず、この件は今後数日のうちに行われる対面での本格的な懲戒委員会審理に付託されることになりました。

迅速なオフフィールド制裁プロセス試行の権限に基づき、制裁は規程17の附則1に沿って提案されます。FPRCは選手やその代理人、ワールドラグビーが出席しない形で開催されますが、選手は書面による意見を提出することが可能です。

FPRCには以下の権限があります:

  • 警告の発出
  • 規程17附則1に基づく制裁提案
  • 懲戒委員会での正式審理への付託
  • レッドカードやサイティングについて、誤認の場合のみ却下

制裁を決定するにあたり、FPRCは選手がファウルプレーの発生自体は認めたものの、レッドカード相当ではないと主張したことを確認しました。委員会は提出された全ての資料と映像を精査し、Tawakeの行為がルール9.13(危険なタックル)に反し、ボールキャリアーに対して危険な直立タックルを行ったと判断しました。意図的ではないものの、無謀な行為であると認定しました。

ヘッドコンタクトプロセスを適用した結果、委員会は危険度が高いと判断し、軽減要素は適用できないと結論づけ、レッドカードを支持しました。

提出された全証拠に基づき、委員会は違反行為が6試合の中間水準の出場停止に相当すると判断しました。その上で最大限の50%の軽減を適用し、最終的に3試合の出場停止と決定しました。さらにコーチング・インターベンションを成功裏に完了した場合、2試合に短縮されることになっています。

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