ワールドラグビー が提供している対面式学習コースと認定制度は、2000名を超える有免許トレーナーと教師(エジュケーター)陣によって、ほとんどの加盟協会対象に実施しています。ワールドラグビー と加盟協会の承認を得たトレーナー/エジュケーター陣ネットワークが同団体と協会に代わってコースを実施します。トレーナーとエジュケーター陣はワールドラグビー によって訓練を受け、良質保証及び免許が与えられています。

大きな加盟協会の中には、協会独自のトレーニング&教育・研修コースを実施している協会もありますので、あなたが所属する協会が提供しているトレーニングについてまず確認してください。

各地区で提供している上級レベル対面式学習コースについては、ワールドラグビー のリージョナル・トレーニングマネジャーとメディカル教育マネジャーが必要に応じて実施しています。詳しい情報は下記の連絡先にお問い合わせください。

大半のコースは誰でも受講できますが、上級レベルのコースには受講するための前提基準を設けています。マッチデースタッフ、マッチデー・ドクター、ジュディシャル(司法)オフィサー、ハイパフォーマンスアカデミー、そして協会運営プログラムは、招待を受けた方のみ受講できます。それまでどのようなコースを受講したかによりますが、一番上の受講資格はレベル2です。

エジュケーション・ワークフォースが運営するコースは、加盟協会の必要に応じてリージョナルト・レーニングマネジャーが準備します。これらのコースの参加は加盟協会の推薦を受け、リージョナルトレーニングマネジャー/メディカル教育マネジャーが参加を許可する場合に限ります。

下に示す図では、ワールドラグビー が提供している対面式学習コースの全ポートフォリオをご紹介しています。

誰でも受講できるコース

  • RugbyReady(ラグビーレディ) – リスク管理プログラム。半日コース。試験なし、出席型コース。ゲームにおけるリスク管理について学びます。
  • Activate(アクティベイト) – 障害予防プログラム。半日コース。試験なし、出席型コース。実践的な学習環境で損傷予防について学びます。
  • First Aid in Rugby (ファーストエイド・イン・ラグビー:ラグビーにおける応急処置)(レベル 1)。一日コース、能力に基づく認定。参加者は実践的な環境でラグビーによくある損傷に対応する方法を学びます。

 コーチング

  • コーチング入門(レベル1)。一日コース。試験なし、出席型コース。初心者コーチ受講者は実践的な学習環境で、何をどのようにコーチングするのかについてのアドバイスを得ながら学習します。
  • コーチング能力の開発(レベル2)。2日間コース。能力に基づく認定。レベル1コースを修了した学習者は実践的な学習環境でコーチングの手順におけるスキルを身につけるとともに、作戦的コーチングとテクニカルコーチングのスキルを磨きます。
  • コーチングに必要な分析と準備(レベル3)。4日間コース。能力に基づく認定。シーズン中のコーチングに必要な準備に役立つコースです。自陣と相手チーム両方の長所短所に基づいた作戦を組み立て、コーチングのプロセススキルを更に磨きます。
  • セブンズのコーチング入門(セブンズ・レベル1 )。1日コース。試験なし。出席型コース。初心者セブンズコーチの受講者は実践的な学習環境で、何をどのようにコーチングするのかについてのアドバイスを得ます。
  • セブンズのコーチング入門(レベル2)。2日間コース。能力に基づく認定。レベル1セブンズのコースを修了した学習者が、実践的な学習環境でコーチングの手順におけるスキルを身につけるとともに、作戦的コーチングとテクニカルコーチングのスキルを磨きます。

マッチオフィシエーティング

  • マッチオフィシエーティング入門(レベル1)。1日コース。試験なし。出席型コース。初心者レフリー受講者は実践的な学習環境で。ゲームの基本的要素について学びます。
  • マッチオフィシャル能力の開発(レベル2)。2日間コース。能力に基づく認定。レベル1コースを修了した学習者は実践的な学習環境で、レフリーのスキルをさらに磨きます。
  • マッチオフィシャル能力の開発(15人制レベル3/セブンズレベル3)。4日間コース。能力に基づく認定コース。
  • マッチオフィシャルのコーチ。1日コース。能力に基づく認定コース。コーチングのプロセスを通じてレフリー能力向上の方法についての初歩を学びます。

コンディショニング・フォー・ラグビー(ラグビー向けコンディショニング)

  • 子供向けコンディショング(レベル1)。1日コース。能力に基づく認定コース。子どもがラグビーをプレーする際に必要な身体能力を開発するための初心者コーチ向けコース。
  • ユース向けコンディショニング(レベル1)。1日コース。能力に基づく認定コース。青少年がラグビーをプレーする際に必要な身体能力を開発するための初心者コーチ向けコース。
  • 成人向けコンディショニング(レベル1)。1日コース。能力に基づく認定コース。青少年がラグビーをプレーする際に必要な身体能力を開発するための初心者コーチ向けコース。
  • ラグビーに適したコンディショニング・上級。能力に基づく認定コース。3日間コース。成人向けコンディショニングコースのレベル1を修了している学習者が、過酷なゲームに耐えうる成人プレーヤーの身体能力を開発するために必要なコーチング能力を開発するためのコース。

医療従事者

  • イミディエート・ケア・イン・ラグビー(レベル2)。医師および医療従事者を対象とした能力に基づく認定コース。ピッチサイドで施す医療ケアのアプローチや評価、実施の標準化を通じて、最適な損傷応急処置及び緊急治療をプレーヤーに提供するためのコース。
  • 上級イミディエートケア・イン・ラグビー(レベル3)。3〜4日コース。医師および医療従事者を対象とした能力に基づく認定コース。ピッチサイドで施す医療ケアのアプローチや評価、診断、またアドバンスケアの実施の標準化を通じて、最適な損傷応急処置及び緊急治療をプレーヤーに提供するためのコース。
  • マッチデードクター。1日コース。協会の大会でHIAを実施する協会所属の医師を対象としたコース。能力に基づく認定コース。

運営者

  • リーダーシップ及びマネジメント入門。1日コース。試験なし。出席型コース。初心者ラグビー運営者が自分の組織環境の中でリーダーシップスキルを身につけるコース。
  • 協会運営プログラム(招待のみ)2日コース。試験なし。出席型コース。協会のスタッフを対象に、運営研究の事例や実際の計画を通じ、受講者が所属する協会という環境の中で戦略的計画、リーダーシップ及びガバナンス、人材管理におけるスキルを身につけます。
  • 修士国際スポーツマネジメント。1〜5年間。ロンドン大学認定オンラインプログラム。学習者が最新のスポーツマネジメント戦略について理解を深め、ダイナミックなスポーツ業界の組織やプロジェクトの中でのプロフェッショナルマネジメントに必要なスキルを身につける目的で、ロンドン大学(University of London)とWorld Academy of Sport (WAoS) が共同開発した、国際的に認知され、学問上信頼され業界に焦点を当てた資格コース。詳しい情報についてはhttps://london.ac.uk/courses/sports-management をご覧ください。

マッチデースタッフ(招待のみ)

  • マッチコミッショナー。3〜4日間コース。能力に基づく認定。学習者がハイレベルの大会においてマッチコミッショナーとして活動するための準備コース。
  • サイティングコミッショナー。1日コース。能力に基づく認定。学習者がハイレベルの大会においてサイティングコミッショナーとして活動するための準備コース。
  • ジュディシャルオフィサー。2〜3日コース。能力に基づく認定。学習者がハイレベルの大会において司法プロセスの一部となるための準備コース。

ハイパフォーマンス・アカデミー (招待のみ)

  • 対象協会のスタッフが、コーチング、パフォーマンス分析、コンディショニング、オフィシエーティング、ハイパフォーマンスマネジメント、チームマネジメント等の分野で学習するオーダーメイドのコース。

エデュケイション・ワークフォース(推薦/紹介のみ)

  • エジュケーター:このコースを修了した人は、ストランドに特化したコースを所属協会に代わって実施するため派遣されます。4日間コース。能力に基づく認定コース。
  • トレーナー:このコースを修了した人は、所属協会内におけるエジュケーターのトレーニングや良質保証のサポートを提供します。5日間コース。能力に基づく認定コース。
  • マスタートレーナー:このコースを修了した人は、所属リージョナルアソシエーション内におけるトレーナー及びエジュケーターのトレーニングを行い、良質を保証するため派遣されます。継続的な能力評価に基づく認定コース。