パリのアコー・アリーナで行われた決勝戦で、オーストラリアがカナダに53-48で勝利し、国際車いすラグビーカップIWRCで優勝を果たした。

IWRC 2023の開幕戦でカナダに49-48で敗戦したオーストラリアは、決勝では終始優勢だった。

世界最高の車いす選手として知られるオーストラリアのRyley Battは即座にそのスキルを見せ、試合の最初のプレーでボールをターンオーバーすると、チームメイトが得点を決める機会を生み出した。

彼の献身的なプレーによりオーストラリアは2トライのリードをつけたが、カナダが点差を1点まで縮め、第1ピリオドは13-12で終わった。

2ピリオドではオーストラリアが2トライのリードをつけたものの、カナダは再度反撃し得点は26-25となる。

その後オーストラリアは得点を重ね、第3ピリオドを40-36で終え、最終ピリオドではキャプテンのChris BondBattのコンビネーションが何度も見られた。強烈な2人の攻撃をカナダは止めることが出来なかった。

日曜日に行われた銅メダル決定戦では、日本が開催国であるフランスを50-49で下した。

ワールドウィルチェアラグビー主催の本大会は、初めてワールドラグビー、ラグビーワールドカップ、そして組織委員会のフランス2023、そしてフランス障がい者スポーツ連盟との協力体制のもとで行われた。

車いすラグビーは1977年にカナダで誕生した。そして、少なくとも3本の四股に運動機能に関する障がいを持つ男女アスリート向けのチームスポーツへと進化した。試合は4ピリオド、それぞれ8分ずつで行われる。

「国際車いすラグビーカップをラグビーワールドカップの一部として開催できることを誇りに思います。ラグビーを包括的なスポーツとして展開することは非常に重要なことです。」と、ワールドラグビー最高経営責任者のAlan Gilpinはコメントした。