色褪せない記憶

サン・テティエンヌで行われたプールCの勝利必須の試合でウェールズに後半に突き放され、万策が尽きたワラビーズは混乱したに違いないだろう。これがオーストラリアにとって、ワールドカップにおける記録的な大敗となった。ヘッドコーチのEddie Jonesは、包括的なチームの再建は進行中であるとし、2027大会では違うチームになると話した。

大会1のトライ

暗雲の最中に、4年後に控える自国開催のラグビーワールドカップに向けて、ワラビーズのファンには不思議と希望があった。声援が送られた最大の理由の2つは、ポルトガルを相手にチーム全員で挙げたトライの主役だったワラビーズのレジェンドである元ウィングのTim Horanに「ワールドクラス」と呼ばれる、23歳のウィングMark Nawaqanitawaseは、素晴らしいパススキルを見せた。それにより、Izaia Pereseにスペースが生まれ、フィールドの反対側までボールを展開すると、オーストラリアのプレーヤー・オブ・ザ・トーナメントである、ルースヘッドプロップの Angus Bellが、母国にとって初となるトライを決めた。

注目のコメント

「ここにいる多くの選手には、このチームと一緒で明るい未来があります。粘り強く、努力を続け、大事な事に焦点を当て続ければ、良いチームになり、今のオーストラリアラグビーに漂う陰鬱さは無くなるでしょう。」とJonesはコメントした。

「このワールドカップの責任を問われる人がいるとすれば、それは明らかに私でしょう。チームのヘッドコーチになるということは、責任を担うということです。」

活躍した選手

ナンバーエイトのRob Valetiniは、Jonesにとってチームを構築する上である種の要となった。25歳の彼は、今年行われた9試合のテストマッチに全て先発出場し、7試合にフル出場した。タックルの成功率では86パーセント、167メートル(キャリーメーター数)をワールドカップの4試合で記録した。

将来が期待される選手 

今大会の一連の戦いについて憂鬱な最終評価を行う中でTom Hooper 22)、Fraser McReight 24))、Ben Donaldson 24)、Nawaqanitawase 23)そしてTate McDermott 25)についての話題になった時、JonesとキャプテンのWill Skeltonの表情は明るくなった。その中でも、特にBellは際立った。「戦うチームに変わらないといけない」と23歳の彼は発言した。

タッチラインから

ラグビーこそインスピレーションに溢れるものでは無かったかもしれないが、一人のワラビーズの選手が母国にいる荒れた若者達に対して、せめてものポジティブな影響を残した。12ヶ月間、Blace Schouppで教わったシドニーの規律訓練校に通う学生達は、彼がラグビーワールドカップデビューを果たす姿を目の当たりにした。

「私たちの学校に来る前は、彼らの多くは教育をあまり受けられていませんでした。」とルースヘッドプロップの彼は話した。「彼らを日常生活の外で起こっていることから離し、学びの場を提供するということが全てでした。」

重要な統計データ

オーストラリアの全体の統計は、希望のないものであった。レッドゾーンでは要となるラックのスピードと効率部門で、全16チームの下半分に位置していた。これを踏まえると、オープンサイドフランカーである Tom Hooperの統計は素晴らしかった。ウェールズに敗戦した試合で、22歳の彼は18タックルを決め、ポルトガル戦では20回まで記録を伸ばした。

編集者の評価

オーストラリアは、平均年齢26.5歳のというワールドカップ史上最も若いスコッドであった。ヘッドコーチのJonesは一貫してこの判断が、「100パーセント」正しく、チームもまた順調であると主張していた。Jonesが手をつけたこの仕事を最後までやり切るのか否かはまだ未定であるが、2025年のブリティッシュ&ライオンズツアーと、ラグビーワールドカップ2027が迫り来る中、その将来は有望である