昨年マダカスカルで開催されたアフリカカップの前王者ナビミア代表は大会2連勝を目指してチュニジア代表戦に臨んだ。結果22−14で勝利を奪った。
現在海外で活躍中のため、ナミビアチームから外れているスター選手はイングランドのプレミアシップのドュオ、ジャック・バーガー選手とクライサンダー・ボタ選手の二人を含む。
しかし、5人のフランス人選手が居残ったウェルウィッチアチームのファーストトライはフライハーフのトゥンス・コッツ選手とナンバーエイトのヴァン・リル選手が試合開始から4分で共に挙げたものだった。
ウィングのデイヴィッド・フィランダー選手がインターセプトトライを挙げ、コッツ選手がコンバージョンキックを決めた五分後、3週間に渡るチュニジア・ルーマニアツアーはナミビアにとっても好スタートの出だしに思えた。
しかし、ナミビアチームはラインアウトでの失敗が重なりプレッシャーをうまく掛けられず、チュニジア代表のアウオアディ・チャヒール選手にトライを許す。コンバージョンキックはミスに終わったが、その後フライハーフを務めるチャムス・カリファ選手がペナルティーを決め、ハーフタイムにはホームチームのチュニジアが12−8でナミビアの背中を追っていた。
驚きの展開
後半開始からまもなくカリーファ選手がペナルティーを二つ決める。結果チュニジアが14−12でリードを奪いナミビアにとってまさかのピンチが訪れる。しかし、キックで3点奪った後さらにフィランダーが2つ目のトライを挙げ、ウェルウィッチアチームは強く押し返す。
ナミビア代表チームは RWC2015 へ向けて現在もブカレストで準備を進めている。ブカレストでは6月12日から21日に かけて行われるワールドラグビー・ネーションズカップに参加し、アルゼンチンの「Jaguars 」、ルーマニア代表、そしてスペイン代表の3チームを相手に 試合を組む。
チュニジア戦ではミスが多かったナミビア代表は勝利を獲得したもののラグビー世界ランキングでは先週から変化が見られず22位に留まっている。一方、敗戦したチュニジア代表は0.43点落ちで36位から3ランク下の39位に。
- 日本代表は先週と同じ13位に留まっている。
- アジアラグビーチャンピオンシップ・ディヴィジョン3でインドネシアを17−6で破ったグアムはデンマーク、オーストリア、ボズニア・ヘルツェゴビナを追い越し79位に昇る。
- 92位から1ランク落ちたインドネシアに替わりフィンランドが91位に昇る。