ワールドラグビーは、史上最も広く視聴されたラグビー大会となったラグビーワールドカップ2019で成功を収めたパートナーシップをさらに拡大し、男子と女子のラグビーワールドカップのホストブロードキャスターとしてHost Broadcast Services(HBS)を任命したことを発表しました。

受賞にも輝いているこの放送運営スペシャリストは、今年末にニュージーランドで開催される女子ラグビーワールドカップと2023年にフランスで開催される男子ラグビーワールドカップの「ターンキー」サービスを提供し、革新的なコンテンツ制作とアクセス性に重点を置きながら、サステナビリティを念頭に、ラグビーのショーケースイベントであるラグビーワールドカップのリーチと魅力を広げていきます。

ワールドラグビーのコンテンツ・デジタルチームと提携して行うデジタルサービスやコンテンツ制作、衛星配信を通じた世界中の権利保有放送局への放送サービスの提供をはじめ、放送機器や技術の提供、試合会場での専門スタッフの配置、国際放送センターの導入と運営など、シームレスな環境を構築するなど、ワールドラグビーのパートナーとして、男子・女子15人制ラグビーの最高峰イベントであるラグビーワールドカップの制作計画やプロジェクト管理全般を担当します。

ワールドラグビーの最高責任者、アラン・ギルピンは次のように述べています。「私たちは、HBSとの強力な協力関係を更新し、私たちのショーケース大会で最先端の放送を提供できることを嬉しく思います。HBSにより、世界中にいる何百万人ものラグビーファンがラグビーワールドカップ2021と2023を観戦できます。HBSはサステナビリティと効率性を考慮した革新的な放送技術を駆使し、これまでにないラグビー最大のイベントとなるよう取り組んでくれるはずです。」

HBSのCEO、ダン・ミオドウニク氏は次のように述べています。「ワールドラグビーから再び、ラグビー最高峰の大会の放送業務での任命をいただき、ニュージーランド、そしてフランスで開催されるラグビーワールドカップ大会でも放送運営を行うことを楽しみにしています。ラグビーの中心地であるこれらの国々で開催される画期的なイベントは、権利保有放送局、ひいては世界中のオーディエンスの皆さまに、包括的かつ魅力的なコンテンツを提供するため、ワールドラグビーと密接に協力する絶好の機会です。」

ラグビーワールドカップ2019日本大会は、ワールドラグビーの権利保有放送パートナーのネットワークを通じ、全世界で8億5700万人以上が大会を視聴。前回大会のイングランド大会から26%の増加となり、ラグビー史上最も視聴された大会となりました。伝統的にラグビー中継が盛んなフランスやイギリスとの時差にも関わらず、累積ライブ視聴者数も5億100万人を記録し、2015年大会の4億7900万人から5パーセントの伸びを示しました。

ラグビーの主要国の一つであり、2007年にも思い出深い男子ラグビーワールドカップの舞台となり、2024年パリ五輪の開催国でもあるフランスが再び開催国となり、これまで以上に多くの国の多くの人々にラグビーを届ける絶好の機会となります。

ワールドラグビーとHBSは、2019年に賞に輝いた成功を活かし、2022年にニュージーランドで開催されるラグビーワールドカップ2021の放送に新たなイノベーションとワクワクを織り込むことを目指しています。スポーツカレンダーで「必見」のイベントの一つであるこの大会は、世界チャンピオンであるブラックファーンズの本拠地がある南半球で開催される初の女子大会となることから、このスポーツにとって重要な瞬間となります。

ギルピン最高責任者は次のようにつけ加えました。「2022年に開催されるラグビーワールドカップ2021に向けたHBSの計画に特にワクワクしており、新たな視聴者を、HBSの放送技術を通じ、初めてこの女子エリートラグビーの最高峰大会をお届けすることができることに興奮しています。」ピッチから役員室まで、女子ラグビーは、私たちにとって成長における重要事項です。私たちは、ニュージーランドの素晴らしいエネルギーを生かし、より多くの女性と女子がラグビーファミリーの一員となるよう、大いに期待しています。