リオ 2016でラグビーセブンズがオリンピックデビューを果たしたとき、いつものメンバーがこの新たなオリンピック競技の最初のメダル候補に上がっていました。

しかし、HSBCワールドラグビーセブンズシリーズで10年以上も総合15位以上に入ったことがなかった日本が大会で輝きを放ち、メダル獲得まであと一歩のところまで迫ったのです。

日本は銅メダル決定戦で南アフリカに54-14で敗れて4位に終わりましたが、フランス、そしてワールドシリーズの現チャンピオンであるニュージーランドを破り、準決勝に進出しました。

過去10回のワールドシリーズで優勝しているフィジー、ニュージーランド、南アフリカは、今月末に開催される東京オリンピックでも優勝候補に挙げられると思いますが、開催国チームの可能性を理解しない人は、日本チームの5年前のパフォーマンスを見るべきです。

リオでは、あまり可能性がないチームと見られていた日本チームでしたが、強いチームワークと自信を持って戦いました。

日本で「ミスターセブンズ」と呼ばれている桑水流裕策元選手は、2016年のリオ大会で男子チームのキャプテンを務めましたが、今でも「もっと良い結果を出すべきだった」と断言しています。

既に引退している桑水流元キャプテンはワールドラグビーのインタビューで、「リオではメダルを獲得することが目標だったので、そのための準備をしてきました」と語りました。

「4位になってしまったので、目標は達成できませんでしたが、みんなは私たちがとてもよくやったと思っているようです。でも、目標を達成できなかったので(自分たちのパフォーマンスに)感心しませんでした。といっても振り返ってみると、よくやったと思います。」

ニュージーランド戦の14-12の日本の勝利は、大会最大の衝撃的な出来事であり、これは数ヶ月前から準備していたものだと桑水流氏は語ります。

「半年間、ニュージーランドに集中して、どうすればニュージーランドに勝てるかという戦略を練りました。そのおかげで、彼らを倒すことができたのです」と語りました。

このような細部へのこだわりと揺るぎない信念を持つ日本のプレーヤーたちは、今回の大会でメダルを獲得することを決意しています。

「もちろん、今回はメダルを獲りたいと思っているでしょう」と桑水流が言うように、日本の合宿所では何度もそのようなメッセージが伝えられています。

新型コロナウィルスのパンデミックにより2020年のワールドシリーズが短縮されたことで、チームの調子を判断しオリンピックでの勝敗を予測することがこれまで以上に難しくなりました。

「ワールドシリーズに参加できないことで、どのチームが強いのかを予測することが難しくなっています。今、ベストチームがどのチームなのか、誰にも判断できません」と桑水流は言います。

男子代表チームの岩渕健輔ヘッドコーチは、このことが日本にとって有利に働くかもしれないと考えます。

「一回限りの大会では、特にラグビーセブンズの場合は何が起こるかわかりません。私たちはオリンピックでピークに達していなければなりません。」

日本は、プールBに入っており、現オリンピックチャンピオンのフィジーをはじめ、グレートブリテン(英国)、そして今回オリンピックデビューを果たすカナダと戦います。

松井千士は今年のホーム大会で日本男子セブンズのキャプテンに指名され、リオ2016で日本の準決勝進出に貢献したトゥキリロテ、羽野一志、彦坂匡克が、今大会でも代表チーム入りしました。

記録的な放送視聴者数を記録し、日本とアジアで膨大な数のにわかラグビーファンを作り、国民の想像力をかきたて大成功を収めたラグビーワールドカップ2019日本大会に続き、ラグビーセブンズは東京オリンピック大会で最も注目される種目の一つとなることが期待されています。

男子大会は7月26~28日、続いて女子大会が7月29~31日にそれぞれ開催され、金メダルマッチは「スーパーサタデー」に行われます。全試合はラグビーワールドカップ2019の開幕戦の会場となった東京スタジアムで行われます。