ワールドラグビーは、国際開発団体であるチャイルドファンドをラグビーワールドカップ女子大会のチャリティーパートナーとして初任命したという、大変嬉しい発表を行いました。

これは、世界中のラグビーファンから200万ポンドを超える募金を集め大成功を収めRWC2019でのパートナーシップに続くものです。

この記録的なレガシーは、チャイルドファンドの「ラグビー・フォー・グッド」プログラムを通じて、ラグビーアジアの恵まれない地域社会で暮らす31,000人以上の子供たちに、をプレーし、学び、成長する機会を提供し、また、台風19号で被災した地域への緊急支援を行いました。

チャイルドファンドは、開発に向けたラグビーユニットである「チャイルドファンド・ラグビー」を通じて、現在、オセアニアラグビー協会と共同で、弱い立場にある女性や少女たちに、困難を克服し、地域社会における活発なリーダーとなるための新しいライフスキルを学ぶ機会を提供しています。

RWC2021を通じて集めた寄付金は、以下のようなチャイルドファンド・ラグビーの取り組みに使用されます:

  • 子どもたちや若者たちがラグビーとライフスキルを組み合わせたチャイルドファンド・ラグビーの学習プログラムに参加することで、さまざまな課題を克服し、社会にポジティブな変化をもたらし、地域社会において積極的なリーダーシップを発揮するためのスキルを身につける機会を提供する。
  • - 女児や若い女性の参加を増やし、安全なプレー環境を整えて、オセアニア地域で新世代の「Unstoppable (止められない)」なラグビーユニオンのプレーヤーを育成・支援すること。
  • - 世界中のラグビー女子ネットワークの構築を支援し、ラグビーにおけるすべてのレベルで女性の参加を促す効果的なパスウェイを構築する。

詳しい情報はチャイルドファンド・ラグビーのウェブサイトwww.childfundrugby.org で。

チャイルドファンド – よくある質問

チャイルドファンドについて

子どもにフォーカスした開発組織12団体のグローバル・ネットワークであるチャイルド・ファンド・アライアンスは、70カ国の約2,300万人の子どもたちとその家族を支援しています。チャイルドファンドは、子どもに対する暴力や搾取をなくし、貧困などの厳しい状況を克服し、子どもの可能性を最大限に引き出すために活動しています。私たちは、子どもたちやそのコミュニティーと協働して持続的な変化を生み出しています。子どもたち自身が参加するということが私たちのアプローチの重要な要素となっています。

チャイルド・ファンドは、若者の教育や医療、そして子供の保護を強化するプログラムに加え、アジアラグビーとワールドラグビーとの協働による「ラグビー・フォー・グッド」プログラム「パス・イット・バック」など、開発に向けたスポーツの取り組みを通じ、子どもと若者の学習を支援することを目指しています。このプログラムは、アジアで開催されたラグビーワールドカップ2019のレガシー・プログラムImpact Beyondにおける重要な要素となっています。

チャイルドファンド・ラグビーについて

ラグビーとライフスキルを組み合わせた学習方法によって、厳しい環境に暮らす青少年たちが、生きる上での課題を克服し、社会にポジティブな変化をもたらし、地域社会の中で積極的なリーダーシップを発揮できるようになります。

チャイルド・ファンド・ラグビーのプログラムはすべて、国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)を反映したもので、ジェンダー平等の達成、不平等の削減、子どもに対する暴力の根絶に貢献しています。また、参加者は重要な社会的・感情的スキルを身につけることで、個人の目標達成を可能にし、共感力、感情管理能力、良好な人間関係の構築、責任ある意思決定の力を養うことができます。

チャイルド・ファンドは、スポーツにおける子どもたちの身体的・精神的な安全を確保する「スポーツにおける子どものための国際セーフガード」のパイオニア団体として認められています。

ワールドラグビーが2021年のラグビーワールドカップでチャイルドファンドと提携する理由は?

ワールドラグビーは、「すべての人のためのグローバルスポーツ」という戦略的ビジョンに基づき、その価値に忠実に、ラグビーが社会の発展を促進する上で重要な役割を担っていることを認識しています。また、ショーケース大会であるラグビーワールドカップの世界的拡大による影響力を活用してファンの関心を集め、ラグビーを発展かつ前向きな社会変革のためのツールとして活用するプログラムを支援してきたという誇り高い歴史があります。

ワールドラグビーとチャイルドファンドは、ラグビーワールドカップ2021がニュージーランド、オセアニア、そして世界中に永続的なレガシーを残すことを目指しています。

ワールドラグビーとチャイルドファンドは、地域におけるラグビーの普及と発展を推し進め、弱い立場にある少女や女性たちが生きる上での課題を克服し、地域社会で積極的なリーダーとなるためのスキルを学ぶ機会を提供していくため、「ラグビーワールドカップ2021」がニュージーランド、オセアニア、そして世界中に永続的なレガシーを残すことを約束します。

どのように支援できますか?

ラグビーファンの皆さまは、ラグビーワールドカップ2021の観戦チケット購入時に「オプトイン寄付」を行い、ニュージーランドとオセアニアにおける「チャイルドファンド・ラグビー」の活動を支援することができます。

寄付された資金はどのように使われますか?

ラグビーワールドカップ2021に向けて、また、ラグビーワールドカップ2021の開催期間中に寄付された資金は、チャイルドファンド・ラグビーがオセアニア地域の子どもや若者のためのラグビー開発プログラムを拡大するために使用されます。また、女性のリーダーシップ育成のための活動や、世界中に強力な女性ラグビーネットワークを構築するための支援を行います。

どこで詳細を知ることができますか?

好評を得ているこの革新的なプログラムの詳細については、チャイルドファンド・ラグビーのウェブサイトをご覧ください。また、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアでチャイルドファンド・ラグビーをフォローして、定期的に最新情報を入手してください。