昨秋のラグビーワールドカップ2019日本開催の成功を受けて、好調な観客動員で国内のラグビー人気を示していたジャパンラグビートップリーグだったが、思わぬところで中断を余儀なくされた。

 新型コロナウィルスの感染拡大が懸念される中、24日に政府の専門家会議が「この1~2週間の動向が国内で急速に感染が拡大するかどうかの瀬戸際である」とする見解を発表。さらに、25日には政府が「多数の方が集まるような全国的なスポーツイベントについて、今後2週間に予定されているものについて中止、延期、または規模縮小を要請」した。

これを受けて、ジャパンラグビートップリーグでは、直近の週末の2月29日(土)から3月8日(日)までに予定されていたリーグ戦16試合の延期を決定。「ご来場のお客様、選手、関係者の健康面と安全面を第一に考慮した結果、感染拡大防止に努めることといたしました」と、リーグは説明している。

延期された試合は2月29日(土)~3月1日(日)の第7節分については3月21日、22日(日)に、また3月7日(土)~8日(日)の第8節分は5月2日(土)と3日(日)に実施すべく調整中という。キックオフ時間や試合会場など詳しい開催スケジュールは決定次第、発表される。

延期される試合のチケットは払い戻しが実施される。

日本ラグビーフットボール協会の森重隆会長は、「楽しみにしていらっしゃいました皆様には、心よりお詫び申し上げます」、「皆様には、新型コロナウィルスの感染拡大を防止する政府からの基本方針を勘案し、皆様の安全を守るためにも決定したものであることをご理解いただければ幸いです」とコメントした。

なお、第9節以降の開催については、今後の国内の状況、あるいは政府の方針に応じて再度案内するとしている。

トップリーグ2020シーズンは、ラグビーワールドカップ2019が9月~11月に開催された影響で、例年よりも遅れて今年1月12日に開幕。2月23日の第6節までの全48試合で42万人を超える観客動員を記録し、リーグが今季の目標にしている60万人達成へ着実に進んできている。