プールAでは、ケープタウンを制したフィジーが昨季の優勝続いてのハミルトン大会連覇を目指す。一方で、同組オーストラリアは今季はこれまで表彰台を逃し続けており、シリーズランキングでは現在6位。東京五輪出場権を早々に確定させるためにも今大会では負けられない。そんな両者の一戦では、フィジーが先に連続トライを奪うが、オーストラリアもアンダーソン選手のトライで反撃。後半に入ってもオーストラリアは得点を重ねたが、フィジーがダメ押しのトライで7点差をつけて逃げ切った。その他、アルゼンチンがウェールズに勝利し、プール3位となっている。
初戦でベイカー選手が負傷離脱し、大事な戦力を失ってしまったプールBのアメリカ。サモアとトンガから勝利を挙げ、順調に白星をかさねていく。一方で、イングランドは初戦のサモア戦を2点差で落とし、まさかの黒星スタート。トンガには勝利したものの、最終戦のアメリカとの対決では、アイルズ選手らのスピードをいかした攻撃に圧倒され、自分たちの攻撃にはつなげられず、プール戦1勝2敗という成績でカップ戦進出を逃した。全勝のアメリカに続き、トンガに勝利したサモアが2勝1敗でプール2位となった。
プールCの南アフリカは、昨シーズン覇者の貫禄をみせつける圧巻のプレーで危なげなく全3試合から勝利をおさめる。プール首位をひたはしる南アフリカに続いたのはスコットランド。初戦のフランス戦で、ラストプレーでの逆転勝利をあげることに成功すると、続くケニア戦でも相手の攻撃をうまく防いだパフォーマンスで貴重な勝利をつかむ。スコットランドにおよばなかったケニアとフランスがプール3位、4位として明日のチャレンジトロフィー戦へと進む。
日本が組み込まれたプールDでは、ホームチームのニュージーランドが圧倒的な強さを発揮。
初戦の日本戦を52−0というスコアで終えると、続くカナダからも49得点をあげ、わずか2試合で101点という得点をあげる。最終戦のスペイン戦こそ、相手の堅い守りに苦戦したものの無失点で勝利。昨季は惜しくも逃してしまった自国開催での悲願の優勝に向けて好スタートを切る。日本は、スペイン戦で3トライを奪うも勝利にはつなげられず。最終カナダ戦では攻撃を封じられ、今大会未勝利でプール戦を終えた。
カップ戦準々決勝組み合せはこちら。
フィジー対カナダ
南アフリカ対サモア
ニュージーランド対オーストラリア
アメリカ対スコットランド