プールA
初戦でロシアに完封勝ちしたアイルランドは、次のケニア戦でもトライを重ね危なげなく勝利。ニュージーランドも、ケニア、ロシアとの対戦で、30点前後の得点を安定して奪い、楽々と2勝目をあげる。良い勢いのまま、ニュージーランドから大金星をあげたいアイルランドは、ドバイ大会初日を締めくくる一戦で、堂々の先制点を奪う。シンビンで6人体制となるなど、苦戦しているかに思えたニュージーランドだったが、瞬く間に2トライを奪い逆転。さらには、ハーフタイムをはさみ攻撃のリズムを取り戻すとさらに14点を追加し、12点差をつける。最後に1トライを返したアイルランドだったが逆転には及ばず。しかし、ニュージーランドに続いてプール2位でカップ戦へと進んだ。さらに、プール3位のロシアも、成績上位のためカップ戦準決勝へと駒を進めることができた。
プールB
最初のラウンドから、いきなり番狂わせが起きる。ディフェンディングチャンピオンのオーストラリアが、終始イングランドに圧倒され、まさかの黒星発進。一度もリードを奪うことができなかったオーストラリアは、26−12と2トライ差をつけられ敗戦を喫する。イングランドは続くアメリカ戦と中国戦でも勝利をおさめたことで、プール戦全勝でのカップ戦準々決勝を決める。残るプール2位の座をかけて対戦したアメリカとオーストラリアだったが、またしてもオーストラリアが苦戦を強いられる。前ラウンドのグレンデール大会準々決勝で敗れた因縁の相手を前に、土壇場で同点に追いつくものの、試合終了間際にトライを奪ったアメリカが昨シーズン覇者でもあるオーストラリアを下し、カップ戦進出を果たす。
1勝2敗となってしまったオーストラリアだったが、プール3位チーム中トップの成績でカップ戦準々決勝に滑り込むことができた。そして、準決勝での相手は、またしてもイングランド。リベンジを果たすことができるのか、注目の一戦となる。
プールC
開幕戦に登場したフランスは、スペインに危なげなく勝利したことで好スタートをきる。さらにフィジーからも終始リードを奪って白星を挙げ、前回ラウンドに続く上位進出へと前進する。同じくプールCのカナダも2戦2勝と負けなしで最終フランス戦を迎える。トライを奪っては奪われといった両者の対決は、14−14の同点で前半を折り返すとスコアは動かず後半14分を迎える。意地を見せたのはカナダだった。ウィリアムズ選手の独走から7点を追加し、プール首位の座を手にした。
カップ戦準々決勝の組み合わせはこちら
ニュージーランド 対 ロシア
アメリカ 対 フランス
イングランド 対 オーストラリア
カナダ 対 アイルランド