間もなく開幕する女子ラグビーワールドカップ2017。4チームが競うプール戦で、前回大会準優勝のカナダ、4大会優勝のニュージーランド、ウェールズ、初出場の香港が揃ったA組を紹介します。
カナダ
大会最高順位: 準優勝(2014年)
大会最低順位: 7位(2012年)
大会通算成績: 33戦17勝2分け14敗
大会通算得点: 724得点
今大会スコッド最多キャップ選手: Kelly Russell(48キャップ)
耳より情報: 大会の歴代決勝進出国はカナダで4ヵ国目に。2014年の決勝でカナダはイングランドに9-21で敗れた。
監督: Francois Ratier
キャプテン: Kelly Russell
注目の選手: Elissa Alarie
監督に「試合を変える選手」、チームメイトには「マジシャン」と呼ばれるAlarie選手は、カナダ代表のバックラインに未知の要素をもたらす存在。今大会スコッドの中で、2014年大会決勝まで勝ち進んだメンバーの18人の一人。同決勝では負傷者が続出したためにSHで先発し、不慣れなポジションで精力的な動きを見せた。本職WTBでは、ニュージーランドWTB Portia Woodman選手も今年6月の国際女子ラグビーシリーズのプール戦(ニュージーランドの28-16勝利)で、対面でプレーして手を焼き、Alaire選手に1トライを決められた。Alaire選手はセブンズ代表と15人制代表でプレー。今回、ダブリンおよびベルファストでの試合で、自身のペースと足の速さを活かしてチームを率いる。
ニュージーランド
大会最高順位: 優勝(1998、2002、2006、2010年)
大会最低順位: 5位(2014年)
大会通算成績: 27戦25勝2敗
大会通算得点: 1227得点
今大会スコッド最多キャップ: Fiao’o Faamausili(47キャップ)
耳より情報: ニュージーランドは1991年大会準決勝でアメリカに0-7で敗れた後、2014年大会プール戦でアイルランドに14-17で敗れるまで、女子ラグビーワールドカップで20連勝を記録。
監督: Glenn Moore
キャプテン: Fiao’o Faamausili選手
注目の選手: Kendra Cocksedge 選手 (写真)
ニュージーランドの9番を着けるCocksedge選手を、小柄な外見で侮ってはならない。優れた視野でディフェンスの穴を見つけて素早く突いて攻め、自分で得点を挙げることも味方に得点させることもできる、世界最高選手の一人。2015年にはワールドラグビー年間最優秀選手賞を獲得した。29歳は今年好調を維持し、6月の国際女子ラグビーシリーズではカナダ戦(28-16勝利)での2本を含めて4トライを挙げた。ニュージーランドのバックスで最も経験値の高い選手。Kelly Brazier選手とのハーフのコンビネーションは、5度目の優勝を狙うニュージーランドにとって、アウトサイドのバックス陣の脅威を解き放つ鍵になる。
ウェールズ
大会最高順位: 4位(1994年)
大会最低順位: 11位(1998年)
大会通算成績: 24戦9勝1分け14敗
大会通算得点: 485得点
今大会スコッド最多キャップ: Elen Evans選手(68キャップ)
耳より情報: ウェールズ代表スコッドが発表された日、最年少メンバーのLleuce George選手がバハマで行われたコモンウェルス・ユース競技大会のセブンズ種目で銅メダルを獲得した。
監督: Rowland Phillips
キャプテン: Carys Phillips選手
注目の選手: Keira Bevan選手
2014年の前回大会開催時には、その前6が月間でほとんどプレー機会がなかったが、その年の終わりまでにセブンズ代表では7試合に出場。15人制初テストマッチは18歳の誕生日まであと2ヶ月という2015年2月のイングランド戦で、ウェールズは13-0という歴史的勝利を挙げた。さらに、シックスネーションズではイタリア戦で先発した。その後の2年間、ウェールズが将来を見据えたチーム作りをする中、エネルギッシュなプレーでSHのポジションを獲得。現在20歳でキャップは14を数える。
香港
大会初出場
耳より情報: 今大会で唯一、女性指揮官が率いるチーム。驚くことにセブンズ代表も指揮官は女性で、ワールドカップ4度優勝の元ニュージーランド代表Anna Richardsが率いる。
監督: Jo Hull
キャプテン: CHOW Mei Nam
注目の選手: Kelsie Bouttle
ここ数か月をめまぐるしいと称するのは、Bouttle選手には控えめ過ぎる表現だろう。所属のValleyでトップチームでの初シーズンを迎えたばかりの5月、香港代表候補スコッド入りすると、7月のアジアラグビー女子チャンピオンシップ戦で代表デビュー。アウェイでの日本戦に0-58で敗れたが、Hull監督へのアピールは叶い、ホームでの第2戦にも起用され、香港が初出場する今大会のスコッド選出につながった。18歳のBouttle選手は香港の年代別代表強化プログラムの申し子。今大会で得る経験が彼女をはじめとする次世代に反映されると期待されている。
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