来シーズンの世界戦復帰を勝ち取ったサクラセブンズこと女子セブンズ日本代表は、4月22~23日に福岡県ミクニワールドスタジアム北九州で開催されるHSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズ北九州大会にホスト国として参戦。来季の本格参戦を前に、世界トップチームを相手に新たな挑戦に踏み出します。
今大会のメンバーは香港予選から2人が変更になり、横尾千里選手と大黒田裕芽選手のリオデジャネイロ五輪メンバーに代わって、日本体育大学2年の立山由香里選手と高校生の田中笑伊選手が選出されました。
香港予選で大会最多の57ポイントをマークした清水麻有選手、17歳ながらチームに勢いを与えるプレーを見せた平野優芽選手ら若手メンバーと、中村知春選手、桑井亜乃選手ら4人の昨年のリオデジャネイロ・オリンピック経験者が融合したチーム編成です。
稲田仁ヘッドコーチ代行は、「前回のワールドシリーズやリオ五輪に行っていないメンバーには世界レベルを経験できる機会。このタイミングで、日本でできるのは長い目で見たら良いこと」と、新たな舞台での挑戦に期待を寄せています。
優勝で世界復帰を勝ち取った香港での予選大会から約2週間。チームは香港から直接北九州入りし、4月10日から市内での合宿で今大会へ向けての調整を続けてきました。
「アタック、ディフェンスともにレベルアップさせたい」と話す稲田ヘッドコーチ代行は、「チームは心身ともに良いコンディションになってきている。若い選手と経験のある選手のコミュニケーションやプレーの連係も、予選大会よりも向上している」と語り、ここまでの準備に手応えを覚えています。
初戦はニュージーランドと
12チームが出場する今大会で日本がプールAで対戦するのは、ニュージーランド、ロシア、フランスで、いずれも今季のシリーズで好調です。
ニュージーランドは第1戦のドバイ大会と第3戦のラスベガス大会に優勝して、現在シリーズ順位で首位。今季最多24トライと同2位の120ポイントを挙げているMichaela Blyde選手を擁し、シリーズ通算115試合135トライのPortia Woodman選手も要注意です。第3戦から2人を入れ替えて、ドバイ大会で活躍したRebekah Cordero-Tufuga 選手、Kat Whata-Simpkins選手が加わりました。今大会へ、神奈川県厚木で約1週間の合宿を行ってきました。
ロシアは現在5位につけています。20歳のElena Zdrokova 選手はここまで17トライ85ポイントを挙げているチームの得点源で、Alena Mikhaltsova選手とともに、チームのドバイ大会3位入賞に貢献しました。6位になったラスベガス大会と同じ顔触れの編成です。
現在7位のフランスは、前回ラスベガス大会で7位になったチームから、今回は6人を入れ替えました。Jade le Pesq選手は先日の女子シックスネーションズ大会でも活躍し、セブンズにはリオデジャネイロ五輪以来の復帰。オリンピックのトライ第1号をマークしたCamille Grassineau選手も加わっています。
稲田ヘッドコーチ代行は、「香港予選と比べて相手のスピード、パワー、スキルがレベルアップする」と警戒。チームは攻守両面でのプレーの加速を意識しながら、スペースを使った攻撃や、ポジショニングやダブルタックルでのボール奪取などの守備に取り組んできました。
「(香港での)昇格大会でやってきたことをこの大会でも出して世界に挑戦したい」と話す山中美穂選手は対戦相手について、「自分たちより足が速くてフィジカルが強い。日本はできるだけアタックの時間を増やして、つなぐラグビーで勝ちに行きたい」と意気込んでいます。
日本のファンへのお披露目となる大会へ、稲田ヘッドコーチ代行は「コンディション、選手間のコミュニケーション共に、良い状態で大会を迎えられる」と話しています。
プール戦はいずれも22日開催で、日本のニュージーランド戦は12:20、ロシア戦は14:42、フランス戦は17:48キックオフの予定です。23日の大会2日目は、プール戦の結果に応じて順位決定トーナメントが行われます。