カップ戦決勝では3度目の顔合わせとなったカナダとニュージーランド。前半5分までスコアレスの状態が続くものの、抜け出したカナダ代表ダーリング選手が先制トライを奪う。すぐさまニュージーランド代表ウィリアムズ選手が個人技からトライを奪い同点でハーフタイムに突入した。後半に入ってもリードを奪ったのはカナダだった。ウッドマン選手のトライですぐさま反撃にでたニュージーランドだったがコンバージョンミスから2点差を埋められない。このままファイナルプレイに突入し、試合終了かと思われたが、カナダのハンドリングミスからボールを得たニュージーランドがいっきにたたみかけ、最後はブライド選手の俊足を活かしたトライで逆転優勝を果たした。これにより、ニュージーランドはシリーズランキングで2位を大きく引き離して首位に立っている。

3位決定戦でフィジーを迎えたオーストラリアは、チェリー選手、グリーン選手、ペリーテ選手を欠いての対戦となった。前半でフィジーが10点リードをあげ、後半でもリードを守るものの、オーストラリアが怒涛の追い上げをみせ逆転する。試合終了までわずか2点差を守りきったオーストラリアが、フィジーとの激戦を制し3位となり銅メダルを獲得した。

前半こそは互いに譲らぬ試合を展開したロシアとイングランドの5位決定戦であったが、ハーフタイム直前にロシアが得点すると、後半はそのままロシアが試合を支配する展開に。イングランドに得点を許さず31−0で圧倒したロシアが5位の座に着いた。7位決定戦ではアメリカがタッパー選手などのトライによりフランスに31−14と大勝。7位で北九州ラウンドを終えた。

スペインとチャレンジトロフィー優勝をかけて対戦したアイルランドは、ウィリアムズ選手のトライなどで前半に一挙19得点をあげる。後半に入りスペインが1トライをあげるも、得点差は依然として12点。アイルランドの堅い守りを前に追加点を奪えなかったスペインに対し、さらにトライを重ねたアイルランドが難しい角度からのコンバージョンもしっかり決め、26−7というスコアでチャレンジトロフィートーナメントを制した。

日本代表はチャレンジトロフィー準決勝でスペイン代表からトライを奪うも追加点を許し敗戦を喫した。11位決定戦でのブラジル戦では3点リードで前半を折り返すも、後半に入り逆転を許してしまう。桑井選手の独走トライで2点差まで詰めよるも2点差を縮めることができなかったさくらセブンズは未勝利で北九州ラウンドを終えた。