セブンズの世界最高峰の祭典は、来年7月20~22日の3日間にわたってサンフランシスコのAT&Tパークにて開催されます。

会場となるAT&Tパークは、メジャーリーグベースボールのサンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地。42000人収容のスタジアムはアメリカでも最も親しまれ、また高く評価されている競技会場のひとつで、サンフランシスコのダウンタウンの一角、湾を臨むウォーターフロントに位置しています。そこに、世界一のタイトル獲得を目指して、世界中から男子24チームと女子16チームが集結します。

サンフランシスコ大会は、1993年にスコットランドのエジンバラで始まったセブンズのワールドカップでは第7回目にあたり、過去には香港で2度、アルゼンチンのマル・デル・プラタ、アラブ首長国連邦のドバイ、ロシアのモスクワで行われてきました。

前回の2013年モスクワ大会は有名なルジニキスタジアムで開催。ニュージーランドが男女揃って優勝を飾りました。今度のサンフランシスコ大会ではタイトル防衛を懸けての戦いになりますが、昨年のリオデジャネイロ・オリンピックで金メダルを獲得したフィジー(男子)やオーストラリア(女子)はもちろん、大会開催国のアメリカの存在もあり、一筋縄ではいかなさそうです。

ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は、「大会の日程発表は準備の上でも重要なポイントで、これにより、ファンやサポーターの皆さんが大会観戦計画を始めることができます。3日間の大会は素晴らしいラグビーをお見せする機会であり、サンフランシスコとその周辺はホリデー気分を味わうにふさわしいリッチです。世界中から足を運ぶラグビーファンの皆さんに楽しんでいただけることでしょう」と話しています。

北米初開催のRWCセブンズ

 ボーモント会長はさらに次のように述べています。

「昨年のリオデジャネイロ・オリンピックでセブンズ競技が成功して、競技にとっては非常に大きなカンフル剤になりました。我々はこの人気が今後も続くように努力を続けるつもりです。その一つが過去のRWCセブンズ大会の成功に基づいての展開です。RWCセブンズ大会はオリンピックの中間年での開催に変わり、サンフランシスコ大会はその1回目で、過去の大会を含めて北米での初開催になります。アメリカおよびカナダのラグビーファンが待ち望んでいる大会でもあると認識しています。」

 アメリカラグビー協会CEOのDan Payne氏は、開催国としての期待を述べています。

「我々は、2018年ラグビーワールドカップセブンズ大会のホスト役を務めることを誇りに思っています。この大会はアメリカにいる多くのラグビーファンに世界トップのプレーを披露する機会であり、スポーツファンにこの競技の素晴らしさを示す見本市としての役割を果たしてくれます。今大会を開催することが我が国の若年層への刺激となって、次代のラグビースターを生むきっかけになることを期待しています。」

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 2018年サンフランシスコ大会へは、2013年大会の男子上位8チームと開催国アメリカ、女子上位3チームが自動的に出場権を獲得しています。残りの出場枠は、男女ともにHSBCワールドラグビーセブンズシリーズ2016‐17大会の結果と、6つの地域大会を経て決まります。

 RWCセブンズ2018大会のチケットは、年内に発売開始になる予定です。