2017年4月7日の香港セブンズ初日では合計8試合が行われました。2試合目のイングランド対韓国の試合ではセブンズシリーズ歴代記録が塗り替えられる歴史的瞬間が訪れました。この試合では前半からリンジーヘイグ選手、ボウウェン選手らがトライを取りリードを広げます。後半に入るとダン・ノートン選手が投入され、自身の得意とするキックアンドチェイスからセブンズシリーズの記録を更新する245トライ目を奪います。その後も勢いの止まらないイングランド代表はミッチェル選手、ビビー選手、ヘイター選手がトライを取り52−0で勝利を収めます。
試合後のダン・ノートン選手は「記録を塗り替えられたことはとても嬉しいです。メディアが注目をしていたのは知っていたので、プレッシャーがとてもかかりましたが、トライをとることに集中できました。245トライを取りましたが、チームの勝利の方が大切なので、これからもチームのためにベストを尽くしたいと思います。」と話しました。
他のAプールの試合ではオーストラリア代表がサモア代表から勝利を挙げています。プールBの試合ではカナダ代表がケニア代表から後半終了間際にペナルティーキックにて接戦を制します。一方の南アフリカ代表はフランス代表相手に苦戦を強いられますが、50大会目に出場したアフリカ選手がトライを取り勝利に貢献します。プールCではニュージーランド代表とフィジー代表が順当に勝ちを収めています。プールDではアメリカ代表はロシア代表と試合終盤まで接戦した戦いを見せましたが、アメリカ代表が勝ちきりました。
日本代表はフィジー代表には負けてしまいましたが、試合を通してスピードのある攻撃を組み立てました。しかし日本代表のわずかなミスも見逃さなかったフィジー代表はラヴォヴォ選手やツゥワイ選手にトライを奪われ敗戦しました。