前回ラウンド王者としてプールAに登場したカナダ代表は他代表を圧倒するプレーで3戦全勝をあげる。対ロシア戦では34得点をあげ、対アルゼンチン戦では38得点をあげ40得点まであと一歩に迫った。カナダ代表に7得点に抑えれられたロシア代表であったが、フランス代表との激戦をわずか3点差で逃げ切ったことが、カップ戦準々決勝進出の決め手となった。勢いに乗ったロシア代表はプール最終戦の対アルゼンチン戦で相手を無得点に抑えつつ大量36点を奪った。明日のカップ戦準々決勝では強豪ニュージーランド代表と対戦する。

プール3試合目でそれまで全勝であったフィジー代表を開催国のアメリカ代表が破り、カップ戦トーナメント進出に大きく前進する。フィジー代表に土がついたことにより、アイルランド代表を含めた3チームにプール首位突破のチャンスが訪れる。しかし、スペイン代表がアイルランド代表を下したことにより、フィジー代表とアメリカ代表のカップ戦準々決勝進出が決まる。さらに、フィジー代表との直接対決を制していたアメリカ代表がプールB首位となり、開催国としての誇りを胸に大会2日目に臨む。

プールCで同組となったライバル同士ニュージランド代表とオーストラリア代表。どちらも最初の2試合で2勝をあげ、プール首位通過をかけて直接対決を迎えた。まず先制点をあげたのはニュージランド代表。ウッドマン選手が俊足を活かしてラインブレイクをはかると一気にインゴールに飛び込み、ネイサン・ウォン選手がコンバージョンを確実に決める。その後再びウッドマン選手がトライをきめ、キャリア通算132トライを達成。オーストラリア代表も負けじと反撃に出る。連続で2トライを決めるが、さらに1トライを追加したニュージーランド代表の前にあと一歩及ばなかった。

ニュージーランド代表の首位通過に大きく貢献したウッドマン選手は、「強敵に勝ててとても嬉しく思うが、明日はまた今日とは違った試合展開になってくる。改めて気を引き締めて挑みたい。でもまずは、家に帰って今日の疲れを癒したいね。」と笑顔で語った。大会2日目でどれだけトライを量産するのか、期待がたかまる。