HSBCワールドラグビーセブンズシリーズ2016-17年男子・女子大会、共に金・銀・銅メダルの表彰が導入されることになった。
 
ワールドラグビーはさらに、チームやファンが大会に対して一層深い関心を抱くことができるようにと、毎年行われるシリーズを夏季オリンピック大会と同じ期間に開催するという、大会形式の再構成企画を発表した。

今までのカップ、プレート、ボウル、シールドトーナメント形式の代わりに、今後は2大会に分けられる。各プールの上位2チームは金メダル獲得の可能性を残してカップトーナメントに進出し、その他のチームは新しく導入される「チャレンジトロフィー」トーナメントに出場する。
 
今回の再構成によって各シリーズは13位決定戦のプレーオフでクライマックスを迎え、その後チャレンジトロフィー(9位)、5位決定戦、3位決定戦、そして金メダルを争う決勝戦 (カップ優勝者)が行われることとなる。

計12カ国のチームが参加する女子シリーズでは各プールの上位2チームに加え、3位のうち上位2チームの計8チームがカップトーナメントに進出する。残りの4チームはチャレンジトロフィーに出場する。

今回再構成される大会の形式は2016年6月にモナコとダブリンで行われたオリンピック予選敗者復活トーナメントに似ている。各イベントでチームがプレーする試合数と得点配分も同じだ。


 
ワールドラグビー ビル・ボーモント会長のコメント
「リオデジャネイロで夏季オリンピックのデビューを果たしたラグビーセブンズは大成功に終わりました。オリンピックでの成功を裏に、現在も普及が続いており、今後の男子・女子シリーズでも熱狂的で競争力の高いパフォーマンスが期待できます」
 
「今シーズンは東京オリンピック2020に向けたカウントダウンが本格的に始まってから迎える初のシーズンになるので、これらの調整を導入するのに最も適した時期だと考えております。ファンにとってスケジュールや大会の形式をより分かりやすくするために構成されており、チームにもメダルを獲得するチャンスをさらに与えることになります。」 

競技のオリンピックデビューに続いて、セブンズシリーズに対する期待と関心度が絶頂にある男女セブンズシリーズは2016年12月1日にドバイでキックオフし、その後第2ラウンドが開催される南アフリカ・ケープタウンに移る。