- ワールドラグビーは、「パワーリングラグビー、ゲームをひとつに、そして人生を豊かに」をビジョンとする新たな戦略を発表
- 新戦略の中核となる目的は、象徴的な大会、インパクトのある投資、加盟協会へのリーダーシップと支援を通じて、人々とラグビーを結びつけること
- 本戦略は、世界的な社会経済環境が厳しい中でラグビーの将来性を確保し、フィールド内外におけるこのスポーツの可能性を引き出すことを目指している
- 5カ年計画の集大成となるのは、世界最大のスポーツ市場、米国での男子ラグビーワールドカップ2031
ワールドラグビーは、ラグビー界を結束させ、このスポーツへの投資を拡大するための大胆な新たな6カ年戦略を発表しました。
「ラグビーによる、ラグビーのための」この計画は、急速に変化する世界のスポーツ・エンターテインメント環境の中で、ラグビーが今後も確実に繁栄し続けるため、明確かつ野心的で現実的な道筋を示しています。
ラグビーへの投資に向けワールドラグビーが掲げるビジョンは、以下の3つの柱に基づいています。
- 象徴的な大会
- インパクトのある投資
- 加盟協会へのリーダーシップと支援
それぞれの柱には、本戦略の実行期間、そしてその先までを見据えたラグビーの成功を確かなものにすることを目指す、測定可能な目標と長期的なビジョンが盛り込まれています。
この新たな戦略的アプローチは、加盟協会、リージョナルアソシエーション、その他の主要なステークホルダーとの広範な協議を経て、ワールドラグビー執行理事会が主導し、2025年9月にワールドラグビー理事会によって満場一致で承認されました。
これは、変化し続ける環境下でラグビーが直面する最大の課題と機会、すなわち財政的持続可能性と、ラグビーの社会的意義および影響力の拡大に対処するために明確に策定されたものです。
本戦略は、2027年と2029年にそれぞれオーストラリアで開催される男子・女子ラグビーワールドカップを具体化し、戦略の集大成として米国での男子ラグビーワールドカップ2031の開催があります。ワールドラグビーは、同大会を10億米ドル以上の収益を生む大会にし、その収益を世界中のラグビー発展の原動力とすることを目指しています。
米国は、野心的な成長市場開発計画における強力な指針となる存在であり、この計画では、ワールドラグビーが各ラグビー協会と提携し、2031年に向けて米国に2億ポンドを投資します。世界最大のスポーツ市場におけるラグビーの潜在力を解き放つことを目指します。
ワールドラグビーがこのスポーツへの投資を増やしていく中、この戦略を支えるのは、より機敏で効率的、かつ強靭な統括組織です。
この戦略は、ワールドラグビーがラグビー競技にどのように投資を行うかについての指針を示すものでもであり、最も必要としている分野で成果が生み出せるような投資アプローチに転換するものです。具体的には、インパクト、価値、競争力の向上を目指す「ワールドラグビー・ネイションズカップ」や「WXVグローバルシリーズ」といった新たな戦略的大会を支援するとともに、成長、影響力、価値の加速要因といった点で女子ラグビーが重要な位置を占めていることを認識していきます。また、プレーヤーウェルフェア(選手の身の安全・福祉)への揺るぎない取り組みを維持しつつ、ファン中心のアプローチで競技の発展を図ります。
同国際連盟は、象徴的な大会であるラグビーワールドカップに向けた準備の支援に関しても、従来のハイパフォーマンス資金モデルから、同大会への出場権獲得および大会での成績に応じて報いるモデルへと移行しています。
これに伴い、男子ラグビーワールドカップの参加料総額は2031年以降、2倍以上に引き上げられるほか、大会で最も勝ち進んだチームに対しても報奨金が支給されることになります。
ワールドラグビー、ブレット・ロビンソン会長による新戦略のインパクトについての解説はこちらでご覧ください。
ワールドラグビーのブレット・ロビンソン会長はこの発表を歓迎し、次のように述べました。「今後数年間は、ラグビー界にとって非常にエキサイティングな時期となるでしょう。私たちには素晴らしいスポーツがあり、素晴らしい選手やファンがおり、特に米国での歴史的なラグビーワールドカップを控えて大きな影響力を発揮する絶好の機会が待ち受けています。」
「明確かつ目的意識のある新たな戦略を原動力として、加盟協会と協力し、これまでにない成功へとラグビーを導くことができます。ファンと選手を中心に据え、プレーする側も観戦する側も楽しめる試合に焦点を当て、スポーツが最も必要とする分野に効果的に投資し、女子ラグビーの力を活用し、各加盟協会に対して確かな専門知識と価値観を重視したリーダーシップと支援を提供することで、ラグビーワールドカップの潜在能力を最大限に引き出します。」
「私たちの運営方法や投資、そしてスポーツへの取り組み方には変化が生じていきます。ラグビー変化を受け入れることで有名ではありませんが、2031年になれば、今日私たちが整えている体制の恩恵をラグビー界全体が享受することになると確信しています。」
ワールドラグビーの最高経営責任者(CEO)アラン・ギルピン氏は次のように付け加えました。 「今後数年間、私たち国際連盟が何を行うかを明確に示す戦略の策定と形成に協力してくれた執行理事会、各協会、地域組織、大会運営団体、そしてワールドラグビーのスタッフに感謝します。」
「パワーリングラグビー(ラグビーにパワーを与え)、ゲームを一つにし、人生を豊かにするという新たなビジョンを掲げ、ワールドラグビーは加盟協会や主要なステークホルダーの皆様と連携し、今後6年間でこのスポーツを新たな高みへと導く準備ができました。」