PNCの歴史
大会出場数: 16
最高成績: 優勝(2013年、2015~2018年、2024年)
1試合最多得点: 50点(2024年トンガ戦 50-19)
最大差勝利: 31点(同上)
ご存知でしたか?: 昨年の2024大会で日本を破り、優勝を果たした防衛王者のフィジーは、パシフィック・ネーションズカップを史上最多となる回数制したチームです。
現在のチーム状況
ワールドランキング: 9位
直近の戦績: 勝・勝・敗・敗・勝
PNCプール戦スケジュール
8月30日: フィジー v トンガ – HFCバンク・スタジアム(スバ)
9月6日: サモア v フィジー – ロトルア・インターナショナル・スタジアム(ニュージーランド)
チーム基本情報
ユニフォームカラー: 白と黒
チームロゴ: ヤシの木
愛称: フライング・フィジアンズ
特徴: バスケットボール選手のようなスキル、予測不能かつ高速展開のラグビー、謙虚さ、そして1939年から続く試合前の伝統儀式「シビ(cibi、発音: thimbi)」
ヘッドコーチ: Mick Byrne(オーストラリア)
Byrneは2024年4月、Simon Raiwaluiの後任としてフライング・フィジアンズの指揮官に就任しました。元オーストラリアンフットボールのチャンピオンであるByrneは、豊富な国際舞台での経験を持ち、スコットランド、ニュージーランド、日本、オーストラリアで15人制のアシスタントコーチを務め、7人制ではカナダ女子のヘッドコーチとして東京2020オリンピックに臨みました。
さらに、スーパーラグビーのフィジアン・ドルアでの仕事を通じて、フィジー代表の多くの選手をよく知っています。チーム名「ドルア」は、フィジーの航海士が太平洋を渡るために使用した伝統的な双胴船に由来しています。
概要
ラグビー界の「ハーレム・グローブトロッターズ」と称されるフィジーは、PNC2025出場チームの中で最も高いランキングを誇ります。7人制ラグビーで二度のオリンピック金メダル、一度の銀メダル、そして数々のタイトルを獲得してきた彼らは、15人制でも同じ自由奔放なプレーを展開します。
フォワードがバックスのように走り、パスをつなぎ、バックスがフォワード並みの激しいタックルを見せる。そんなプレーは観る者を驚かせ、多くの中立ファンに「第2の推しチーム」として愛されています。最多優勝チームの座を簡単に手放すつもりはないでしょう。
注目選手: Caleb Muntz
ニュージーランド生まれの25歳、Muntzは、わずか16キャップながらベテランのような落ち着きと存在感を放ちます。2023年の代表デビュー以降、正確なゴールキックに加え、ディフェンスを翻弄するランとパスでゲームを支配できるスタンドオフです。
レジェンド: Viliame Mata
現在のフィジー代表を最も象徴する選手は誰か、と20人のラグビーファンに問えば、答えは分かれるでしょう。しかし「ビッグ・ビル」として知られるMataの名前は間違いなく挙がります。豪快なタックル、驚異的なオフロードスキル、突然のマジックプレー、そして30代半ばとなった今でも変わらぬスリルを提供し続ける姿は、フィジーラグビーそのものです。
スコッド
Byrneヘッドコーチが率いる30名のスコッドには、Semi Radradra、Seta Tamanivalu、Mesake Doge、Bill Mataといった実績ある選手に加え、Taniela Rakuro、Tuidraki Samusamuvodre、Isoa Tuwaiの3人が初招集されました。
フォワード
Elia Canakaivata, Mesake Doge, Haereiti Hetet, Tevita Ikanivere, Viliame Mata, Eroni Mawi, Motikai Murray, Temo Mayanavanua, Isoa Nasilasila, Kitione Salawa, Samu Tawake, Zuriel Togiatama, Meli Tuni, Isoa Tuwai, Mesake Vocevoce, Etonia Waqa
バックス
Isaiah Armstrong-Ravula, Philip Baselala, Simione Kuruvoli, Ponipate Loganimasi, Caleb Muntz, Semi Radradra, Taniela Rakuro, Kalaveti Ravouvou, Tuidraki Samusamuvodre, Inia Tabuavou, Seta Tamanivalu, Kemu Valentini, Sam Wye
彼らの言葉
「若い選手を大会に組み込む際には、彼らの成長を導く経験豊富なリーダーが必要です。Bill Mata、Semi Radradra、Seta Tamanivaluといった世界的な選手の存在は、若手にとって理想的な環境を作ります。
Kitione Salawaのように数年代表に関わってきた選手でさえ、このレベルでのプレーを磨き続けています。重要なのは、若手が毎日、エリートレベルで戦うために何が必要かを学び続けることです」– Mick Byrneヘッドコーチ