- パシフィックネーションズカップ2025第16回大会開幕まであと1ヶ月
- ラグビーワールドカップ2027男子大会の出場権を懸けて参加チームが戦う
- PNC決勝戦が初めてアメリカ合衆国で開催
- アメリカ合衆国で行われる試合のキックオフ時間が決定
開幕まで残り1ヶ月となったパシフィックネーションズカップ2025は、大会史上最も重要な大会として準備が進んでいます。
8月22日から9月20日まで開催される第16回大会は、オーストラリアで開催される男子ラグビーワールドカップ2027への道のりにおける重要な節目となります。今年の大会では、カナダ、フィジー、日本、サモア、トンガ、アメリカ合衆国の6カ国が、最高峰大会の出場権へ向けて激しい競争を繰り広げます。
地域間の優越性を超え、パシフィックネーションズカップ2025は、RWC2027のグローバルな予選プロセスの中核となります。既に出場権を獲得しているフィジーと日本を除く上位3チームがオーストラリア2027への出場権を獲得することになります。
戦いの舞台がさらに劇的になるのは、最終週末となる9月20日にユタ州で行われる重要な予選プレーオフです。パシフィックネーションズカップで6位となったチームは南米ラグビー予選プロセスで2位となったチームと対戦し、勝者がオーストラリア2027への直接出場権を獲得します。敗者は11月1日から18日までドバイで開催される最終予選大会に出場。RWC 2027の24番目で最後の出場チームがが決定することになります。
同週末にはパシフィックネーションズカップの決勝戦と3位決定戦も行われ、国際カレンダーの重要な章を締めくくります。全試合の結果はワールドラグビー男子ランキングに反映され、12月のRWC 2027プール抽選会でのバンド分けを決定することになり、6チームにはさらに緊張感が高まります。
画期的なアメリカ合衆国での決勝戦
パシフィックネーションズカップ2025の準決勝戦は、9月14日(日曜日)にコロラド州デンバーで開催され、決勝戦は9月20日(土曜日)にユタ州ソルトレイクシティで行われ、同大会の決勝戦が米国で開催される初めての機会となります。このマイルストーンは、ラグビーが北米で急速に成長していることと、2031年の男子ラグビーワールドカップと2033年の女子ラグビーワールドカップの開催を控えた北米地域の台頭を反映しています。
ファンの皆さんをはじめ放送局や関係者からの関心が高まる中、2025年大会は史上最高の競争力と注目度を集めるパシフィックネーションズカップとなると期待されています。米国内ではCBSとParamount+が準決勝戦と決勝戦を生放送し、RugbyPass TVが世界各国への放送を提供し、世界中のファンが試合のすべての瞬間を追うことができます。
決勝シリーズのキックオフ時間は、www.world.rugby/pncで確認できます。
ワールドラグビーのブレット・ロビンソン会長は次のように述べました。「開催まであと1ヶ月となり、ワールドクラスの大会、ワクワクするような試合と忘れられない瞬間の数々を作り出す舞台が整いました。パシフィックネーションズカップ2025は単なる地域大会を超えた、ラグビーの世界カレンダーにおける重要な大会となります。この大会は参加チームにとって重要なプラットフォームを提供すると同時に、ラグビーワールドカップ2027の出場権獲得に直結する大会です。さらに、決勝戦が初めてアメリカで開催され、北米でのラグビーのさらなる盛り上がりが期待されています。」