- プレーヤーウェルフェアに関するワールドラグビー独自の6項目計画は、過去4年間でラグビー界に大きな変革をもたらした
- この進化した計画は、プレーヤーウェルフェアへの継続的な取り組みを約束し、ラグビーの最優先事項であり続けることを確約
- この計画は、各協会と国際ラグビー選手会との協議を経て策定
ワールドラグビーは本日、国際連盟のプレーヤーウェルフェア(選手の身の安全と福祉)に関する6項目計画の次なる進化を発表します。 2021年に施行された元の計画は、ラグビー界をリードする数多くのプレーヤーウェルフェアの改善を推進する原動力となってきました。 6項目計画の新たな進化は、この重要な分野においてラグビーが停滞することなく進化し続けることを保証します。
この新たな計画に盛り込まれた6項目は次の通り:
- 選手と元選手への支援
- 証拠に基づいたゲームの実践
- 協議、調整、監視を通じたゲームの進化
- 女性に特化した措置
- 教育とコンプライアンス支援
- ゲームにおける福祉文化の育成
それぞれの項目について、2028年末まで執行理事会が監視する予定の包括的な一連の目標が設定されています。
2021年の施行以来、ワールドラグビーは数多くのイノベーションとゲームに特化した研究を実施してきました。これらの取り組みのエビデンスには、ゲームのあらゆるレベルでのウェルフェアの向上に大きく寄与していることが示されています。2021年以降の主なプレーヤーウェルフェアの成果には、以下のものがあります。
- ウェールズ、アイルランド、オーストラリアの3協会でブレインヘルスサービス(脳健康支援)を導入。2025年にさらなる拡大予定
- エリートラグビーにおける競技への復帰プロトコルに、『独立した脳震盪コンサルタント』を導入
- ラグビーとHIAプロトコルにスマートマウスガードを導入
- 50:22ルールや「Game On」ルールのバリエーションを含むウェルフェア重視の競技規則改正パッケージを導入。これにより、世界中のコミュニティラグビーでもタックル高さを下げる試験的ルールの導入を実施
- ラグビーにおける女性に特化した研究への投資と、ワールドラグビーが資金提供する研究の性別比率が50/50を最低基準とする「ゴールデンルール」を確立
- 「Tackle Ready」や「Breakdown Ready」などの無料コーチングモジュールのリリース
この計画の進化版の発表につき、ワールドラグビーのブレット・ロビンソン会長は次のように述べました。「プレーヤーウェルフェアに関する 6 項目計画は、過去 3 年半にわたってこのスポーツ全体のフォーカスとなってきました。ラグビーが成し遂げた大きな前進は、スポーツ界全体の羨望の的となっています。もちろん、まだやるべきことはたくさんありますが、ラグビーというスポーツが、プレーヤーウェルフェアが最優先事項であり、今後もその姿勢を貫くという信条を貫き通してきたことを振り返り、誇りに思うべき時です。」
ワールドラグビーのプレーヤーウェルフェア及びラグビーサービス担当責任者のマーク・ハリントンは次のように説明しました。「この新たな計画で私たちは高い目標を設定しましたが、まさにそれは正しい方向性です。元の『6項目計画』がなければ、世界トップクラスのマウスガード技術や興奮を呼ぶ新たなルール、女子ラグビーにおける進展は実現しなかったかもしれません。 3年後、この計画を振り返った際、私たちは再び、今日では想像もつかないような方法で、グローバルスポーツにおけるプレーヤーウェルフェアを変革していることでしょう。」