パシフィック・ネーションズカップ2025 チームガイド: カナダ

昨年のPNCで6位に終え、フランス大会の不出場となったものの、2027年ワールドカップ出場を目指すカナダについて知っておくべきこと。

PNCの歴史

大会出場数: 5

最高成績: 準優勝(2013年)

1試合最多得点: 36点(2013 トンガ戦 36-25

最大差勝利: 9点(同上)

ご存知でしたか?カナダ代表の初めての国際試合は、1932年に大阪で日本と対戦したものでした。

ユニフォームカラー: 赤と白

愛称: 公式な愛称はまだないものの、"Canucks""Les Rouges"がよく使われています。

特徴: 直線的で無駄のないフィジカルラグビー

現在のチーム状況

ワールドランキング: 25

直近の戦績: 敗・敗・敗・敗・敗

PNCプール戦スケジュール

822: カナダ v アメリカマクマーン・スタジアム(カルガリー)

830: 日本 v カナダユアテックスタジアム(仙台)

ヘッドコーチ: Stephen Meehan

202412月、Kingsley Jonesの後任としてカナダ男子代表のヘッドコーチに就任。かつてはバースやトゥーロンを率い、フランスのスタッド・フランセ、スーパーラグビーのウェスタン・フォースやクイーンズランド・レッズ、日本トップリーグの近鉄でもコーチ経験を持ちます。

今回が初の代表監督職であり、カナダラグビーにより拡張的なスタイルを導入する使命を負いますが、最大の目標は2027年ワールドカップ出場です。

概要

PNC2025に出場するチームの中で最もランキングの低いカナダですが、2023年フランス大会で初めてワールドカップ出場を逃しただけに、オーストラリア行きの切符獲得に全力を注ぎます。

直接出場枠を得るのが理想ですが、もし逃せば南米選手権敗者との厳しいプレーオフに回る可能性があるため、初戦の宿敵アメリカ戦は特に重要です。

注目選手: Jason Higgins

アイルランド出身のスクラムハーフで、モントリオール生まれの父を通じてカナダ代表資格を持ちます。アイルランドの名門マンスターの育成システムで育ち、コーク・コンスティテューションでAILを経験後、2021年にMLRへ。消滅したトロント・アローズで代表初招集を受け、その後サンディエゴ・リージョンを経て、2024年からシカゴ・ハウンズでプレー。

22キャップを誇り、PNC2025ではピッチ内外で経験豊富なリーダーとして重要な役割を果たします。コーク出身のSO Shane O’Leary(マイアミ・シャークス所属)が2019年以来復帰するため、再びアイルランドコンビとしての連携も期待されます。

レジェンド: Eddie Evans

プロップとして19851999年までの14年間で50キャップを獲得し、3度のワールドカップに出場。アルゼンチン、フランス、スコットランド、フィジー、イングランド、ウェールズを相手に勝利を収めた経験を持つ、ラグビーカナダ殿堂入りの名選手です。

スコッド

元トロント・アローズのプロップであるAlexandre Janlin(現フランス在住)は、今回の4人の初招集選手のひとり。その他、UBCのスクラムハーフの Stephen WebbPacific Pride所属のAustin CreightonKarl Hungerも初選出。

一方で、Evan Olmstead6年ぶりに復帰)、Andrew QuattrinTyler ArdronAndrew CoeBrock Websterらは大会前合宿を欠席しました。

フォワード

Callum Botchar, Austin Creighton, Foster DeWitt, Mason Flesch, Matt Heaton, Karl Hunger, Alexandre Janlin, Izzak Kelly, Cole Keith, Dewald Kotze, Jesse Mackail, Calixto Martinez, Matthew Oworu, Siôn Parry, Emerson Prior, Lucas Rumball, Kyle Steeves, Piers Von Dadelszen, Conor Young

バックス

Nic Benn, Brenden Black, Cooper Coats, Noah Flesch, Brock Gallagher, Jason Higgins, Spencer Jones, Kainoa Lloyd, Josiah Morra, Talon McMullin, Peter Nelson, Shane O’Leary, Isaac Olson, Ben LeSage, Stephen Webb

彼らの言葉

「ワールドカップ出場に向けて、我々は強固な基盤を築いています。経験豊富な選手と新しい才能を融合させ、それぞれが何をもたらすかを楽しみにしています」– Stephen Meehanヘッドコーチ(エドモントン合宿前のコメント)

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