新型コロナウィルスの世界的な感染拡大を受けて、今シーズンのスーパーラグビーが3月中旬に中断して以降、サンウルブズの選手たちは各自が自国に戻って自宅待機を余儀なくされている。日本でも8日に政府から緊急事態宣言が出され、感染収束の兆しは見えない。

そこでサンウルブズが打ち出したのが、「サンウルブズ・エナジー・チャレンジ・プロジェクト」だ。

新型コロナウィルスによる心身の疲れに打ち勝つために企画されたもので、チームは公式サイトで「感染が拡大するにつれて鎖国状態になりつつある世界情勢ですが、世界は繋がれるし、助け合える」「今こそ、World in Unionの精神を」と訴えている。

選手たちの現状についても、試合再開に向けて個々で練習や調整に努めていると説明。「ファンの皆さんに元気な姿をお見せして、少しでもエナジーをお届けできたらと思っています!みんなでこの状況を乗り越えましょう!」と呼び掛けていた。

世界同時トレーニング第1回は、日本時間の4月11日15時からスタート。ジョージア、南アフリカ、オーストラリア、日本の5か国を結んで、チーム共同キャプテンを務めるNO8ジェイク・シャッツ選手とCTB森谷圭介選手をはじめ、CTBベン・テオ選手、HOジャバ・ブレクバゼ選手、SHルディ・ペイジ選手らが各地で参加した。

練習メニューはプッシュアップ・ローテーション、V字シットアップ、ロックプレスなど室内でできるサンウルブズ流のサーキットトレーニングで、SO小倉順平選手の掛け声に合わせて回数を変えながら4ラウンドをこなし、その中には、子供と一緒に参加した田村義和スクラムコーチ、テクニカルディレクターのネイサン・グレイ氏の姿もあった。

チームのSNSには中継を見ていたファンから、「久しぶりにいい汗かいた」「子供が楽しんで笑顔で一緒にやっていた」「選手の顔が見れて、嬉しかった」「英語の勉強にもなった」などの反応が寄せられた。

森谷選手は「みなさん、見てくれてありがとうございます。また次回もよろしくお願いします」と挨拶した。

 トレーニングの後には、感染防止のために手洗いや、食事や睡眠をしっかり摂ることを選手たちが紹介するビデオも流し、注意喚起を呼び掛けた。

来週18日土曜日の同時刻に、第2回を実施する予定だという。