「3戦全勝で優勝する」

 大会前、そう話していたのはチームを率いる水間良武監督。その言葉どおりになるか、若いチームが最終戦で試されることになった。

 ジュニアジャパンは6日の初戦でトンガAに46-10、第2戦でサモアAに76-3の快勝。いずれでもボーナスポイントを獲得して勝点10とし、2連勝のフィジーと同率で並びながらも得失点差で4チームの首位に立っている。

 特に第2戦では、水間監督が「自分たちのラグビーをすれば臨む結果になるという手ごたえと自信を得た」と話す内容で、個人としてもチームとしても挑戦する姿勢が生んだ結果として評価している。

 フィジーとは昨年の大会での対戦では24-66で敗れ、日本は2勝1敗の2位で終わった。今回こそ、の思いは強い。

 フィジーは今大会、初戦でサモアAに29-5、第2戦でトンガAに47-0で2連勝。しかも2試合で相手に1トライしか与えていない。

 日本戦の先発メンバーは第2戦から3人を変えたのみ。8番Josateki Tuituba選手、9番Simione Kuruvoli選手、10番Tuidraki Samusamuvodre選手は3試合とも同じ組み合わせ。キャプテンを務めるSO Samusamuvodreは初戦で2トライを挙げ、第2戦で1トライをマークしたSH Kuruvoli選手とコンビを組む。

 FW陣は1戦、2戦とあまり変えずに起用する一方で、BK陣は第2戦でトライを挙げたWTBのMarika Vularewa選手を含めて1戦目と2戦目を合わせた顔ぶれになった。

 大会4連覇中のフィジーとの対戦を前に、第2戦でCTBとして先発した李承信選手(帝京大学)は、「やることは変わりない。ジャパンのアタッキングラグビーをやり続ける」と意気込み、「試合を重ねるごとにチームとして成長できている」として、手ごたえも得ている。

 ジュニアジャパンの先発メンバーは、第2戦から半数の8人を変更。李選手をはじめ、SO丸山凛太朗選手(東海大学)や13番の濱野隼大選手(神戸製鋼)、WTB木田晴斗選手(立命館大学)らが続投する。

サモアA戦で5トライをマークしたハラトア・ヴァイレア選手(日本体育大学)はNO8からFLに戻り、3戦連続で出場する。

 一方で、SH藤原忍選手(天理大学)とFB河瀬諒介選手(早稲田大学)は、今大会初出場で先発する。

藤原選手は、「フィジーはオフロードしてくるので絞りづらいところがある」として、我慢も読みも必要と話す。

今回のメンバーで唯一、2018年、2019年の大会を経験している藤原選手は、パシフィックチャレンジでの経験を通して、自分のプレーに変化を覚えている。21歳のSHは、以前は焦りがちなところがあったと振り返り、「自分が慌てたらゲームコントロールできない。今は自分がみんなを落ち着かせたい」と語る。

今大会にも個人的な課題を設けて、「プレッシャーを受けている中で、どれだけ捌けるか。チャレンジしたい。ジャパンのラグビーをして、フィジーに勝ちたい」と意気込んでいる。

 ジュニアジャパンのフィジー・ウォリアーズ戦は、3月14日(土)15:30(日本時間、同日12;30)キックオフの予定だ。

 

  1. ジュニアジャパン フィジー・ウォリアーズ戦登録メンバー:1、紙森陽太(近畿大学)、2、松岡賢太(明治大学)、3、小林賢太(早稲田大学)、4、梁本旺義(同志社大学)、5、小池隆成(東海大学)、6、ハラトア・ヴァイレア(日本体育大学)、7、佐々木 剛(大東文化大学)、8、相良昌彦(早稲田大学)、9、藤原 忍(天理大学)、10、丸山凛太朗(東海大学)、11、木田晴斗(立命館大学)、12、李 承信(帝京大学)、13、濱野隼大(神戸製鋼)、14、和田悠一郎(同志社大学)、15、河瀬諒介(早稲田大学)、16、谷口永遠(天理大学)、17、木原優作(筑波大学)、18、大賀宗志(明治大学)、19、ナイバルワガ・セタ(天理大学)、20、山川一瑳(帝京大学)、21、新和田錬(同志社大学)、22、高本幹也(帝京大学)、23、山口楓斗(同志社大学)