【東京・11月1日】大会3連覇を逃したニュージーランドが、ウェールズを40-17で下して1991、2003年大会に次ぐ3位を確保した。ウェールズには1963年以降、3度のワールドカップ(W杯)での対戦を含めて31連勝となった。

ニュージーランドは開始5分にFW勢の突進からプロップのジョー・ムーディーがポスト右に先制トライ。13分にもラック脇に走り込んだFBのボーデン・バレットが20メートルを突破してポスト右に押さえて14-0とした。

ウェールズに1トライ、1PGを返されたが、素早いパスワークで上回って攻め込み続け、33、41分と相手のミスや油断に乗じてWTBベン・スミスが抜け目なく連続トライを挙げ、前半を28ー10とリード。

後半2分にも相手ラインアウトのボールを奪ってラインに振り、CTBのライアン・クロッティがトライ。35-10と差を広げた。さらに1トライを返されたが最後は残り4分にSOのリッチー・モウンガが甘くなったウェールズの守りを突破して左隅にダメ押しトライを挙げた。

プレーヤーオブザマッチに選ばれたニュージーランドのロック、ブロディー・レタリックは「先週の試合の後、僕らはみんな、ニュージーランドや世界中から見に来てくれたファンのためにも、誇れるパフォーマンスをしたいと願ってきた。勝ててとてもうれしいし、感謝の気持ちでいっぱいだ」とコメント。

スティーブ・ハンセン監督も「素晴らしいプレーだった」と満足気。ただ、決勝に進めなかったことがやはり心残りだったようで、「たった1度、良くない試合(イングランドとの準決勝)があり、そのせいで脱落した。しかしそれがトーナメント戦だ。このチームの選手たちを誇りに思う」と大会を振り返った。

ウェールズは相手ゴール前に攻め込み続けた前半19分、FBのハラム・エーモスがトライ。27分のPGで10ー14と食い下がった。

後半も15分過ぎから相手ゴール前に居座って攻め、19分にWTBのジョシュ・アダムズが今大会の最多を更新する7本目となるトライをマーク。17ー35と差を縮めたのが精いっぱい。1953年以来の打倒ニュージーランドを期したが、66年ぶりの勝利はならなかった。

ウェールズのアルンウィン・ジョーンズ主将は単独で世界歴代2位となるテストマッチ143試合出場を果たした。W杯通算21試合出場も世界歴代3位の記録。アダムズは今大会で唯一7試合の全てに先発出場した。

「今日は何も失うものもなかったし、パスを回して大きなインパクトを残したかった」とジョーンズ主将。「ここまで来てくれたファンのために記憶に残る試合にしたかったが、残念ながら負けてしまった。それでもこのジャージを着ることや今夜見せられたものを誇りに思う」と34歳で自身4度目のW杯を振り返った。

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