【横浜・10月27日】3大会ぶり3度目のワールドカップ制覇を目指す南アフリカが、 欧州6カ国対抗の覇者ウェールズを19ー16で下し、イングランドとの決勝に駒を進めた。

9-6とリードして前半を終えた南アは、ウェールズに2度追い付かれるも、16-16の後半36分にSOハンドレ・ポラードがPGを決めて突き放した。

南アはW杯でのウェールズ戦で2011、15年大会に次いで3連勝。2016年以降の対戦でスプリングボクスに4連勝中だったウェールズは、その自信を胸に善戦したがわずかに及ばず、初の決勝進出はならなかった。

「最後は神経戦となった。最近4試合ウェールズに負けていたし、どちらに転んでもおかしくなかった」と南アのヨハン・エラスムス監督。「相手のトライ寸前のところをよく守ってくれた」と激戦を振り返った。

試合開始から互いにキックを多用して探り合うが、決定的なチャンスがないままPG戦となった。押し気味の南アはポラードが15、20、35分と3PGを決めたのに対し、ウェールズもSOのダン・ビガーが18、39分と2PGを決めて応戦した。

後半6分のPGで9ー9と追いつかれた南アは同17分、左ライン攻撃からCTBのダミアン・デアレンデがタックルを振り払って左中間に待望のトライ。ゴールも決まって16ー9とした。

ウェールズも懸命に反撃し、25分にポスト前ラックから左ラインに速攻してWTBのジョシュ・アダムズが今大会最多となる6本目のトライをマーク。16ー16と追いつきスタンドを沸かせた。だが奮闘もここまでだった。

準々決勝で日本を破った南アは最後にフォワードがパワーを見せつけ、モール攻勢からペナルティーを得ると、36分にポラードが左タッチ際からこの試合4本目のPGを決めて勝負をつけた。

プレーヤーオブザマッチに選ばれたポラードは、FW陣をたたえた。「勢いを付けてくれたし、ちょっと前掛かりでペナルティーも奪ってくれた。クロスゲームではそれに尽きる」

一方のウェールズは、今年の6カ国対抗を全勝で制し、大会前には世界ランク1位にもなるなど波に乗っていたが、南アの堅い守りに阻まれた。

アルンウィン・ジョーンズ主将は「今日はわれわれの日ではなかったが、今もこのジャージーを着ることや赤い服を身に着けたスタジアムの人々全員を代表することを誇りに思う」と語った。

決勝は11月2日、準決勝の舞台と同じ横浜国際総合競技場で行われる。イングランドが勝てば、2003年以来2度目の優勝。南アが勝てば、決勝でイングランドを倒した2007年大会以来の制覇となる。

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